2014年7月17日木曜日

ご質問にお答えします!(その6)

ask.fmまとめ。

もうその6!

いつまでまとめられるかわからないですが続けます。

司法試験に関係ありそうな質問をまとめてます。




1.論文答案を書くときの、机上の六法や問題用紙などの配置を教えて下さい(笑)
構成時は構成用紙を正面において、六法を左、問題用紙を右です。

構成終了後は構成用紙右、回答用紙左でした。
一応構成用紙の下に問題用紙を敷いて、六法は邪魔にならないところにおいていました。

こればっかりは好みでしょうね。
あと,私は左利きであることを付言しておきます。




2.新司の受験会場は五反田でしたか?
一人当たりの机の広さ(机の端に座らされて六法やら答案用紙やら、ごちゃごちゃしちゃうかどうか)を知りたいです。
当方大阪なので、五反田がどうかはわかりませんが・・・

私が受験したまいどーむ大阪は、質問1でご紹介した方法で特に問題なく受験できましたね。





3.来年度以降の司法試験受験を予定しています。
今後やるべき受験勉強についての戦略みたいなものをブログの記事にしていただけるとありがたいです。
頑張ります!

あ、受験時にどのようなことをしていたか、という話は私のブログの受験期あたり(2012年2月~5月)をご参照ください。
体系的に
「こうすればいいんじゃない?」
というものをまとめてみたい欲はありますね。
「効率的受験生の受かり方」みたいな電子書籍を書いてみようかな,とも思っています。

→ 司法試験シミュレーション1は出版しております(電子書籍)。
ただ今,2につき鋭意制作中です。
4.司法試験の論文問題と予備校答練では、問題の質が異なるものの、予備校答練でいい点をとる人は本試験でもいい点をとるひとが多いという話を良く聞くのですが、しおみんさんも相関関係的なものはあると思いますか?
またその理由も教えてください。
予備校の問題は(少しずつ改善されているものの)知識を問う問題が多いので、基本的知識が使いこなせれば、高得点が取れます。

後、合格者は明確な指針がなくてもなんとなく受かりそう/落ちそうくらいはわかるものです。
なので、添削の質云々はありますけど、相関関係くらいは生まれるのかなぁと予想しています。
これは「模試の活用法」という記事でまとめましたね。




5.憲法の答案の書き方がいまいちわかりません。
特に審査基準の設定方法がよくわかりません。
緩やかな基準にも何個かあってどう使いわけたらいいのかわかりません。
何か良い対策方法はないでしょうか?
これに関してはもっとできる人に説明していただいたほうがいいと思いますが。

とりあえず、私は「厳格」「通常」「緩やか」の3段階を使うようにしていました。
というか、試験で出る人権で「緩やか」を使うことはほとんどなかったような気がします。

で、憲法答案は結局、人権と人権のぶつかり合いをどれだけ論理をまぶして巧妙に書くかが試されていると思っています。

基準設定は、原告側の人権が「大事である!!」と、どこまで言えるか、という点に過ぎないのではないか、とも。

ということで、ご質問への回答は

1.緩やかな基準はそもそもあまり使わない
2.使う場合も使い分けというか、固定化でいいと思います
・・・試験委員の方や、デキる方が見たら怒られそうですね。
でも、試験に受かるためにはこれでいいのではないかと思ってます。







6.模試や過去問を解いている最中、眠くなってしまった場合はその眠気をどのようになくしていましたか?
また、眠くならないようにするための対策として、どのようなことを行っていましたか?
眠い時は寝ていましたw

ちなみに、私は1日7時間寝ないと次の日昼寝を要します。

受験時代は6-6-8の睡眠時間で、6時間の日は昼間15分の昼寝をするようにしていました。




7.司法試験合格において「誤った方向性の勉強」とはどのようなものでしょうか?
抽象的で申し訳ありません。
個人によって変わりますが一般的な受験生を対象にお話しさせていただきます。

一般的な受験生であれば、受験までに条文、百選レベルをはじめとする重要判例の理解をするのがやっとだと思います。

ですのでそれ以外の、例えば言い方は悪いですが研究論文あさりなんかは合格にとって害悪でしかないと思います。
もちろん、司法試験の先を見据えられる人にとっては効用があることは付言しておきます。





8.66期の方々は、実際に修習の場にいてみんな就職決まってましたか?
データというよりしおみんさん的に!
二回試験発表時、大阪修習で知り合った人は9割以上決まっていたように思います(肌感覚)。

TL上で流れているような対策を適切に取れば、恐れることはないというのが実感です。

私は時期を違えて2回内定とりましたし。






9.予備校等で指導されている経験から、知識はあるのに合格しない人の原因は何でしょうか?
使い方を間違えている、ということにつきると思います。
答案の出来は知識*分析*表現*当日の体調。


特に分析面、表現面をおろそかにしている方が多いのではないかと感じます。






10.修習生が就職活動する際、いわゆるブラックな事務所かどうか見分ける方法があれば、教えてください。
いつでも使える手ではないですが、

1.周りの弁護士数名に聞いてみる
2.裁判修習の際に裁判官に聞いてみる

ってのが考えられます。

後は、
3.離職率
ですかね。

いつでも募集してるところは入れ替わりが激しい、という事実の裏付けになるかなと。
あくまで一般論です。





67期の方もそろそろ就活が気になり始めたかと思います。
ベストなマッチングができることを祈念しております。


2014年7月14日月曜日

予備試験(論文)と司法試験短答式試験

まずは予備試験論文式試験を受験された方,本当にお疲れ様でした。


ざっと問題を見たところ,いやらしいところもありましたが,おおむね実力通りの結果が出そうだという印象です。

ロー入試やローの期末テストなどもあり,休んでいる暇もありませんが,できれば再現答案を作成されると評価が返ってきたときの重要な指針になると思います。

心身にとって厳しい物ですので「絶対作れ!」とはとても言えませんが…



そんな中,来年(平成27年)司法試験の短答式試験のレギュレーションが発表されましたね。

http://www.moj.go.jp/content/000124828.pdf


簡単にお伝えするとこんな感じです。
①試験日程

 最終日(今までと同様)

②試験時間

 憲法・刑法50分,民法75分(今年までは公法・刑事90分,民事150分)

③出題方針

基本的事項に関する内容を中心とし,

過度に複雑な形式による出題は行わないものとする

との運用を維持
ほんとうですかねぇ・・・


④問題数

 憲法・刑法20~25問,民法30~38問(今年までは憲法・刑法20問,民法35~36問)



⑤総合評価

 短答式試験と論文式試験の比重を1:8

 総合点は

   短答式試験の得点 + ( 論文式試験の得点 × 800分の1400)


となるようです。短答式のてんが2分の1されなくなっているんですね。

総合得点にもよりますが,短答1問がますます重要になってくる可能性もあります。



といったところですかね。


3科目になって1科目あたりの勉強量は増加します。
試験委員の言葉を信用すれば,「形式面は」複雑にならないということです。

論文式試験の採点人数をこれ以上増やすわけにもいかないので,合格者は据え置き(かそれ以下)になるでしょう。


以上より,合格に必要な点は上がるのではないか,と思われます。


とはいえ,条文・判例・困ったときのリーガルマインドという短答対策の方針は変わらないはずなので,勉強するしかないですね。

おそらく受験生全体の傾向として不確定要素の少ない民法の条文を押さえてくると思いますので,より精密に民法条文を抑えることが必要になると思います。



あとは憲法の判例を事案から抑えること。百選以上の事案を知っておく必要があります。




来年から4回目5回目受験の方もいらっしゃるので,短答は激戦化すると思います。

「当たり前」を抑え,論文式で戦いましょう。

2014年7月11日金曜日

平成26年司法試験予備試験論文式試験

正確に書くとこうなるんですね。

長い。


いろいろと制度の不都合が名前に凝縮されたような試験ですね。

もっとも,合格して司法試験に合格して二回試験に合格して(私もまだですが)法曹になるための第1歩です。

私も答練・模試の添削という形でかかわらせていただきましたし,問題も見ています。


その上で前日にお伝えすることとしては,普段からお伝えしていることですが,



・条文の文言を大切に

・要件効果を正確に

・自分がわからない問題は誰もわからないという気持ちで



ということを意識し,当たり前六法を表現していけば受からないテストではないということです。


応援しています,自分の力を答案に表現してきてください。


2014年7月3日木曜日

民法の基礎

昨日,大学での民法法職講座(学部1年生対象):全6回が終了しました。


法律の概念を初めて学ぶ方々に対し,どういう思考方法をとるか,どう伝えればわかってもらえるかを考えながら話したことはいい経験になりました。


民法の基礎,というタイトルで主に総則・物権総論・担保物権についてお話しする中で,リーガルマインド(わたしもよくわかっていないですが)をお伝えする,というコンセプトでやらせていただきました。

以下,レジュメの一部を転載します。

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■ コンセプト

本ゼミは,民法についての法職講座でした。


しかし,民法の知識を得ることが目的ではありません。
民法を題材に,法律の勉強方法を学び,(できれば)法律の面白さを感じてもらうことを目標としています。

条文を一緒に引き,基本的な法概念について説明したうえで,素朴な疑問から法解釈まで,講師と皆様,もしくは皆様同士が議論することで,今後の勉強のモチベーションが上がるようなお話をしたつもりです。



どうでしょう,達成できたでしょうか?考えてみてください。


その上で,「終わりに」ということでお伝えしたいのは以下の事項です。



1 条文文言・判例規範を大切に

  法律問題にあたる度,六法を引いてください


2 法的な物の考え方(リーガルマインド)とは

  判断に迷った時に寄って立つものになりうる


3 法律は大人の学問


  今までの経験が全て身になる


--------------------


アンケートを拝見したところ,なかなか好評でほっとしています。

今回の法職講座をするうえで,教える側としても,改めてうちみんや潮見先生(全)を引っ張り出してきて,読み直すことにより新たな発見があったりして,その意味でもこのお話をいただけてよかったな,と感じています。

内田先生の本は初学者にわかりやすく民法概念を伝える,という意味でとても参考になりましたし,潮見先生の本は最終的に話すべきポイントにつきこの本に書いている範囲,ということで絞りをかける効果がありました。

  

そして,講義のために木山泰嗣先生の「弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業」という本を購入し,一読したのですが,こちらもどうわかりやすく伝えるか,表現方法や親しみやすい事例を考える際に使わせていただきました。






いろいろと苦労はしたのですが,何とかやり切れたということでほっとしています。

・・・またやりたいなぁ。

2014年7月1日火曜日

2014年6月の勉強(東京遠征告知)

早いもので,半年が過ぎました。

二回試験は2014年11月中旬からですね。


ということで,残り7・8・9・10と11月中旬までの4か月半。雌伏の時がようやく終わります。



とはいえ,きっちり勉強しなければもう一年雌伏の時を過ごすリスクもあります…




今月なにしたかな。



平成26年司法試験刑事系の解説のため,条解刑法と条解刑事訴訟法,あと民法我妻コンメンタールを結構読んだ気がします。


   

あと,シラビョウシも少々。

ただ,勉強量としては全く足りていないので,そろそろ本格始動すべきですね(毎月言っている気がしますが



私事ですが,先月末に引っ越しをしてごちゃごちゃした状態の部屋をいかに片づけるかという点,ハコ思考講義の再収録レジュメ作成,夏の東京講義遠征の詰めなど,なかなか二回試験の勉強をする時間が取れませんね。



何とか無理やり時間を作ろうと思います。






<告知>

今年のお盆に東京に行きます。


講義をする予定ですので,

「うちの大学にも来ないかな」

と少しでも思ってくれる方がいらっしゃれば,この機会にどしどし連絡をいただければと思います。




もちろんお盆以外の時期でも大丈夫です。


関西の方,それ以外の地域の方もご連絡お待ちしております。

2014年6月27日金曜日

ご質問にお答えします!(その5)

ask.fmまとめ。

もうその5ですね。
いろいろなご質問多謝。

司法試験に関係ありそうな質問をまとめてます。




1.しおみんさんは司法試験受験にあたって予備校は利用されましたか?
また、オススメの講座や講師等があれば、教えてください。
ただし、ご自身の講座以外でお願いします。



私の・・・は封じられてしまいましたね(笑)

私は1年目、スタ論第二クールと模試(辰巳)を受けました。
論文の相場観、標準レベル、2時間のしんどさを知る目的です。
母集団が一番多い辰巳で受験したのも尺度として正確かと思ったからです。

本試験を受けた後の浪人時代はいずれも何と無く把握できていたので、一番安いTACの模試のみ受けました。
私の講座を取るかはともかく、予備校を使うにしろ、日々勉強の素材にしろ、何にせよ目的意識を持つことが大事だと思います。




2.答案を書くときにジェットストリームを使ってるのですが、滑らかなのが逆に疲れます。
どのようなボールペンがおすすめですか?


個人の感覚なので、何とも言えませんが、サラサやエナジェルなどは使っている人が多い印象です。

ちなみに私は左利きなので、油性ペンしか使えませんでした。

ので、ジェットストリームを初めて使った時は革命的でしたね。
あ、ちなみに持ち方の工夫をすることで、万年筆を使えるようになり、これも革命的な効果を発揮しましたね。

ご興味があればお試しあれ!
<なお,私はLAMYのアルスターという万年筆が好みでした>
*ご紹介

3.二回試験落ちた場合、司法試験受け直しなんですか?


大丈夫です(笑)

司法試験も司法修習も受けなくていいです、ただ二回試験にだけ受かれば!
うーん,受け直しは面倒ですね。



4.答練の復習の仕方を教えてください

答練に限らず、

1.できなかったところのあぶり出し
2.なぜできなかったかの分析
3.できるようにするためにはどうすべきか

という3段階を経ることが大切。
KJ法って言うらしいです。




5.行政法は、判例が重要だと思うのですが、判例百選の解説講座は、予備校で実施されているのに、なんで行政判例ノートの解説講座とかないのでしょうか?
シェアの問題ではないでしょうか?

かつて、辰巳やほかの予備校で基本書解析講義があったと思いますが、それらも一部のメジャーな基本書の解説でしたし。(商売ですし


行政法判例ノートは好きな本なので,ご一読あれ。 




6.勉強をやればやるほどどつぼにはまって不安なんですが、しおみん先生は年明けから試験直前までどんな勉強をされてましたか?



不安なのは勉強して「わからない」ということがわかったからではないでしょうか?
わからないことがわからないままだった以前よりも成長していると考えて淡々と勉強するしかないでしょう。
私は1月は刑事集中月間、
2月は公法系と選択集中月間、
3月~模試までは民事系集中期間として、
できるだけその科目はその月に終わらせるよう取り組んでました。

模試以降はインプット素材を趣旨規範本に集約して、演習を繰り返す勉強法でした。
あくまで私のしたこと、一合格者のしたことに過ぎないという前提でお聞きください。



7.ハコ思考に興味があります。
司法試験の成績についてですが、本人の主観と客観について、誤差はありましたか?


ありがとうございます。
合格者講義はまだ購入できますし、ガイダンスは無料ストリーミングがあると思います。

ただ今改訂版を鋭意収録中!!!パワーアップしたハコ思考をお楽しみに!!

正直なところ、全科目後5点(民事は10点弱)上くらいかな、と思っていました。

冷静に分析すると、憲法・会社法・刑訴法・経済法の1問目でミスしていたことが発覚していたので、やむなし、と。

もっとも、各系統これだけ主観的ミスしても合格ラインを割らないように勉強してきたという自負はありますし、それを伝える術に長けているという自負もあります。



8.適性試験はいつ頃から始め、又、どのくらい時間を割きましたか。



ロー受験年の正月から、1.2.3部各1問づつ毎日解きました。

で、無料模試受けて解法の本チラ見して。平均したら一日30分〜1時間くらいしかしてないですね。

得意(日弁連全国3位,偏差値75程度)だったので、あくまで参考程度に。



9. 要件事実マニュアルは、どのように役に立ちますか?



受験期は、類型別にのってる部分をパラパラみるしかしてないです。
受験時代は要件事実問題集の構成とかを勉強の一環でしてました。

修習に行く際に買って、民裁、弁護の時は事件に当たるたびにチェックしていました。

争点に触れたことのある事件、ない事件かかわらず、とりあえずファーストチョイスだった気がします。


しかし,「要件事実やらないか」こと「要件事実入門」の発売が今から楽しみですね。


  



10.民裁では判例六法プロフェッショナルは必須ですか!?
明日から民裁が始まります


あると便利、ですね。

修習では基本的に持ち運びデイリー、据え置きプロで安定しますね。


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司法試験合格シミュレーション第1部好評発売中!

2014年6月24日火曜日

ご質問にお答えします!(その4)

ask.fmまとめ。

その4まできました。

司法試験に関係ありそうな質問をまとめています。




1.合格率のよくないローと合格率のよいローの違いは何でしょうか?

合格率の良いローの特徴。

1.ロー全体が「合格する雰囲気」であること。
2.いい相乗効果・ライバル関係で実力の底上げがなされていること。
3.そもそも合格の蓋然性ある方が入学してくること。

あくまで主観です。





2.司法試験の問題を初めて解くときに気を付けることはありますか。
司法試験の問題を解くレベルにない場合はそもそも解かずに他人の回答を読むべきですか。 

   


私の考えでは,一刻も早く解くべきです。

解くレベルは解かなければ達しません。

とりあえず問題を見て,関連する条文が何かだけでも考える,構成してみることは大事です。


その後解説・解答例を見るのがいいんじゃないかな,と思います。



3.普通の受験生、普通の勉強時間、普通の合格って具体的にはどういうものですか?

   
普通の受験生とは、予備試験合格者や上位ロー成績優秀者など、現時点で合格が強く推認される方以外を指しています。

普通の勉強時間とは、一日10時間机に向かい、実勉強時間が6〜7時間、週1休み程度の受験生平均(と私が思っている)時間をさしています。

普通の合格は、2桁などではない、一応の水準の上位や良好を揃え、悪くても不良答案を書かずにそこそこの順位で合格する形のことをさしています。

あくまで私の主観なので、受ける方の考える定義とは外れているかもしれませんが。



4.5000番以下6000番以下7000番以下程度の受験生も普通の受験生に当たるということでよろしいですか?
また、一応の水準の上位や良好を揃え不良答案を書かないということは、大体400〜800番(一応の水準の下位が2個あった場合)ぐらいということでよろしいですか?

質問された方は概念がごっちゃになってますね。

本試験に限っては、総合2000番以内に入る必要があります。
現時点で、という意味では先程示したような方以外は普通の受験生、という括りで考えています。
先ほど述べた程度の勉強時間を(正しく)行っておれば、一応の水準に達するのは難しくないと思います。その確率をどんどんあげて行くために尽力します。

400〜800に行けばいいですね。
私のお話ししているのは、良くてそれくらい、悪くても2000を割らないという発想です。


5.いわゆる論証パターンの長所・短所を教えてください。
長所としては、思考の時間がなくなるので時間を有効に使えること。
短所としては、思考の固定化につながること。

知識の「ハコ」の一部は論証知識です。

論証「パターン」ではなくフレーズの理解をすることで、短くも長くもかけるようにするのがいいのかな、と思います。



6.選択科目のおすすめは何ですか?
   
私は倒産と経済で迷って経済にしました。

教育をきっちり受けられるかは所属のローにもよりますが。

経済は倒産ほど覚えることが多くない上、思考枠組みが少し違うので、息抜きにもなって良かったですよー!
拙著「独占禁止法のハコ」も使えますし(ボソッ
極めて主観的な意見ですみません。



7.判例の射程の勉強方法とかご教示ください。


漠然としてますね(笑)

判例の射程は暗記じゃなくて理解だと思うので、各判例を学ぶ際に、
「事案のここの部分がこう変わればどうなるんだろう」
と考える、妄想するのが大事かなと思います。
そのためには,百選もいいのですが事実の引用が長い物をお勧めします。

憲法などはよく妄想してました。



8.文字を早く書くにはどうすればいいですか?
手と頭の動きを同時に行わないことですね。
つまり、構成段階でしっかり内容を詰めていれば考えながら書くことがなくなり飛躍的に書くスピードが伸びます。

後は前腕とゆびの筋トレですねw
筋トレは,2日に1回手のひらをつけずに腕立て(5本指立て)をしたりしていました。

負荷がきついようなら最初は膝をつけてでも。
とにかく、前腕と指に「のみ」負荷をかける意識で。

あ、答案を書く前日にこれをしすぎると著しく筆力が落ちるのでご注意w

万年筆など,筆記具にこだわるのもいいと思います。

私はドイツLAMY社の「アルスター」という万年筆を使用していました。

語りだしたらきりがないので,お勧めということだけお伝えいたします。









9.勉強場所は主にどこでしたか?
性格的に一ところにとどまるのが苦手だったので、
ローの自習室、図書館、予備校の自習室、自習室の前の廊下とか。
廊下で暗記ものしたり、談話室のソファで寝転びながら肢別読みながら寝たり。
多分,もう少し勤勉なら1回で受かったと思います。
                  





10.出題趣旨や採点実感には鵜呑みにすべきでない部分が多々あると思うのですが、しおみんさんもその辺りは意識なさってましたか?
もちろん。
基本的に総論で繰り返し問われているものと本年のみに限定しているものに分類し、前者は必須。

後者については演習と並行してチェックし、
「少数であった」「稀であった」
などと、試験委員の願望部分は基本的に無視してました。
あくまで「一応の水準」を安定してとるために必要なのはどのレベルか、自分が満たしていない部分は何処か、という観点を忘れないようにしていました。



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拙著「独占禁止法のハコ」,「当たり前六法」,「司法試験合格シミュレーション①」好評発売中!

2014年6月17日火曜日

電子書籍第3弾:司法試験合格シミュレーション発売開始!

PRです。


この度,性懲りもなくKDP(キンドルダイレクトパブリッシング)で電子書籍を発売しました。


タイトルは「司法試験合格シミュレーション:第1部合格体験記編」です。





20000文字程度の合格体験記に加え,

「司法試験合格体験記(おまけ)-受験指導に携わる経緯-」

と評し,私が合格後どのようにして講師になったか,という点につき書いています。

一時期ブログにアップしていた者は全14000字程度,今数えてみたら書籍として刊行した物は全22000文字程度のものでした。

文字数だけ見ても大幅加筆であることが明らかだと思います。



さらに,第2部・第3部で,現時点で考える合格シミュレーションをお示しする予定です。

もちろん,第1部を購入いただいた方には第2部以降の優遇も考えています。


ご興味があればぜひ!









2014年6月16日月曜日

京都分析会(ハコ思考ガイダンス)アンケート

6月14日に無事平成26年刑事系分析会兼ハコ思考ガイダンスを終えてきました。


内容についてはまだまだ改善点があるのですが,ひとまず備忘録も兼ねてアンケートを記事にしておこうと思っています。


単独の分析会だとアンケートがあるのがいいですね。今後の指導に反映させます。


なお,私はアンケート回収に一切かかわっていないので,どなたがどのようなアンケートを書いてくださったかはわかりません。



回収数9通

今回はざっと見て30名弱ほど参加してくださっていたので,回収率は低めです。
私が講義内で言及するのを忘れてしまっていたのが大きな原因です。反省材料。

ご協力いただいた方には感謝いたします。


1.率直な評価(10点満点)



10点・・・3名

9点・・・2名

8点・・・3名

7点・・・1名

6点・・・1名


悪い評価はつけにくいので,額面通り受け取る訳にはいかないですが,それを差し引いてもそこまで悪くなかったかなと思います。




2.講義の良かった点(適宜私の編集あり)

・「一応の水準」の答案作成に至るための思考のプロセスを明快に示してもらった

・分析力は自分の思考の枠を前提にするものだと分かった

・声が通っていてよかった

・「ハコ思考」の具体的中身を知ることができよかった

・過去問を解く際に処理手順の定型化を意識しようと思った

・実際に問題を解いているような感じの講義でわかりやすかった

・答案作成につきシンプルに考えるヒントが得られよかった

・おもしろかった【おっぱい発言】

・真面目なところ,内容がよかった

・「当たり前六法」の一部がもらえたところがよかった

・「表現のハコ」についての話が聞けたところがよかった



おおむね狙い通りです。

思考手順を追うように話しできたのではないかと思っています。


後は,本当に話したいのは総論であることをわかっていただけたかな,とも思っています。





3.講義の改善点(適宜編集あり)


・総論が長い

今回,1時間10分‐45分くらいで話したので,26年刑事系解説を聞きたかった方にはそう感じてしまったのかと思います。



・しゃべり方(講義の組み立て方)をもう少し練ったほうがよい。内容がよいだけにもったいない。

確かに,今回はいつもの話慣れている「ハコ思考」ガイダンスと問題解説を組み合わせる際に少しいびつになってしまったと自覚しています。
今後の課題です。



・答案例が読みたかった(評価の部分が構成例に入っていなかった)

こちらも改善点ですね。
無料公開講義との性質上,全てをご提供することはできないにしろ,個別の争点につき評価をこうするんだ,というものをお示ししてもよかったと思います。





後は,オブザーバーで来てくれた方に理論面のアドバイスと,講義の改善点をいただきました。



ありがたいですね,より良い物を提供するために頑張ります!






2014年6月12日木曜日

予備試験短答合格発表

平成26年司法試験予備試験の短答式試験合格発表がありましたね。

http://www.moj.go.jp/content/000124043.pdf

10295人が採点対象で,合格者が2018人。

合格率は19.6%ですか。

合格点も合格人数もほぼ変わりなく,合格率が少し絞られた印象です。


祈念受験が要るとはいえ,ロー最終学年の方も含め多数の実力者が受験している予備試験においては,短答式は通貨ではなく「合格」といいたくなります。


この短答合格者数だと,本試験合格者が去年までのように倍々になることは考えにくいので,予備試験が狭き門であることは変わりなさそうです。



制度がどうあれ,合格しなければならないとはいえ厳しいですね。

辰巳法律研究所で添削をさせていただいている関係で,予備試験の過去問もちょくちょく見ています。


印象としては,トリッキーな分野から出題されたとしても,淡々と書くべきことを書き,「一応の水準」をそろえることができれば合格できる試験なのかなというものです。


合格した方は2014年7月12日・13日の論文まで,時間はありませんが奇をてらうのではなく,問題を解く思考過程を確立することに集中することで合格の可能性が上がると思います。


頑張ってください。





2014年6月9日月曜日

ご質問にお答えします!(その3)

ask.fmまとめ。忘れてたわけじゃないですが,久しぶりですね。

その3まできました。

司法試験に関係ありそうな質問をまとめてます。




1.いわゆる「あてはめ」をどう処理するか悩むことがります。
いわゆる「ハコ思考」を受講すると、「あてはめ」のスキルが上がりますか?

当てはめとは問題文の事実を規範に沿って整理することです。
ハコ思考講義では知識のみならず分析の視点・問題文から必要な事実を抽出し,いかにわかりやすく答案に反映させるかをお示ししています。
ですので,スキルは上昇するかと思います。
受講生の中にも整理の視点を得てあてはめが上手になった方が多数いらっしゃいます。



2.短答対策は、どのようにしていましたか?
過去問演習 → 薄い解説を見て参照条文・判例・関連知識を条文判例本で読む → 過去問演習・・・
でした。

もっとも、短答対策は演習量だと思うので、
ご自分に負荷のかかりにくい方法を探して量をこなせるのであれば何でもいいと思いますよ。
  



3.出身大学と出身ロースクールを教えてください。またそこを選んだ理由も教えてください。

大学は大阪市立大学(夜間)。

通える、野球ができる、法学部という判断基準でした。

ローは大阪大学。

通える、司法試験の勉強ができる、できる限り学歴として有利、という判断基準でした。


地元大阪が好き,という理由は大きいですね。



4.うちのロー(下位ロー)の商法学者が、
司法試験が論点主義的に採点していることは明らかだということをいっていましたが、
実際のところはどうなんでしょうか?

おそらく。
採点する人が多数いる以上、表を作らざるを得ないのです。
ただ、論点に至る前にも点がふられており、論点に飛びつく答案は振り落とされている印象です。



5.本試験の過去問演習や、問題演習をするにあたって、
塩見さんが意識されていたこと、意識すべきとお考えのことについて、
教えていただきたいです。
特に、私は、過去問演習をしても、なかなか時間的にも内容面でも十分に検討できず、
消化不良気味になってしまい悩んでいます。
どのように塩見さんが過去問演習に取り組まれていたのか、
ぜひ、教えていただけますと嬉しいです。よろしくお願いいたします。
時間内に解く事、一応の水準を割らない事、ハコを守る事です。
特に分析・表現の手法を一定にする事で、振り返りが楽になったと思います。







6.講座の要望なのですが、
ハコ思考をする前提として。基本知識が必要だと思うのですが、
ハコ思考に必要な基本知識を提供するような講座をやってほしいです。
評価していただけるのはありがたいのですが、
現状,私は体系的に知識を提供できる力はないと自覚しています。
個別の過去問の解説をしていくうちに全範囲教える自信がついたときに
基礎講座という形で開くと思いますが、先は長い…

京都産業大学で民法入門的な法職講座をさせていただいていますが,なんともはや,難しい…





7.合格者答案集の使い方を教えてください。
先輩曰く「宝の山」なのだそうですが、イマイチその実感がもてません。
塩見さんがこれを用いていたならば、
読むときにどのような点を意識されていたかなどご教授くださればと思います。
よろしくお願いします。
規範→あてはめ→結論を分けてみて、
三段論法が理解できているか、自分で確認していました。
間違えるうちはいちいちマークして。
間違えなくなってからは、趣旨のひねり出し方や、あてはめの評価方法(これが宝です)
を盗むつもりで読んでいました。
目的意識があると同じ事をしても伸び方が違います。




8.司法試験の択一がとにかく苦手です。
漠然とした質問で申し訳ないのですが、なにかおすすめの勉強方法はありますか?
しおみんさんの受験生時代の勉強方法など交えて教えてください。
択一の点数を上げるには、演習量をこなすしかないと思っています。
おすすめは、ご自分が繰り返しの演習の中でストレスに感じない方法を
早めに見つけることです。
自分に合った方法であれば演習が苦にならない、
とまではいかなくても、苦しさの総量が少なくなると思います。



10.来春から阪大ロー行きます。 (ちなみに他ローから移りですが)
今のうちにやっておくべきことがあればアドバイス頂けたらなと思います。
(憲法は某試験委員の授業だったので色々読みました(笑))
おめでとうございます。
阪大ローに限らず、
ロー入学前に百選・類する判例集を一通り(最悪上三法)
読んでおくといいと思います。
読む際はどの条文のどの文言が問題となっているかを意識して、
メモすると学習効率が上がると思います。




という感じです。

相変わらず択一関係の質問が多く感じるので、今度まとまったエントリを書いてみます!


とりあえず使ったのは
・過去問(先ほどもご紹介したものですが,中央大学新法会の単年度の物が安くてよかったです。)




・条文判例本(特に民訴は使いやすかった)



ですね。

以上,その4に続く(と思います)

2014年6月5日木曜日

短答式試験勉強法‐合格発表をうけて‐

本日の午後4時にH26短答式試験成績発表がありましたね。

http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00099.html

http://www.moj.go.jp/content/000123385.pdf

足切りラインは難化,受験者増の関係から,215点,刑事系の科目足切りが増えるだろうと予想していました。


実際は,足切りライン210点。

8015人実受験中,5080人が通過し,63.3%の通過率(手計算ですので間違ってたらすみません)。

正直,210点は予想外でした。

やはり,受験者増加の影響でしょうか。


科目別足切人数は


公法 314人

民事 316人

刑事 720人




こればかりは予想しても仕方ないのですが・・・


後,やはり予備試験合格者は強い。234人中233人通過。






無事通過した方は,おめでとうございます!!


通過点とはいえ,ひとまずほっとしてください。


9月まで,やるべきこと・やりたいことを行ってください。


やることがなければ,とにかく動くことをお勧めします。

いましていることはなんでも正解なので。





残念ながら不合格になってしまった方へ。



得手不得手はあれど,短答式試験は演習量がものをいう試験です。


厳しいことを言うようで恐縮ですが,今回は,勉強の質か量が足りなかったのだろうと思います。




短答式不合格からの翌年合格も珍しくないので,気持ちを立て直し次第学習に取り組んでください。



短答式不合格者のアドバンテージはリスタートを早くできることです。


今から9月までの期間に,短答知識をもう一度入れ直し,翌年合格につなげましょう!



論文安定合格に最低限必要な知識は短答安定合格レベルだと思いますので,短答プロパー以外で短答に合格できる程度の知識量を付けておきましょう。




ちなみに短答式の勉強として私が推奨しているのは,

「できるだけ自分にストレスのかからない勉強を!」

です。



正確な知識を得るためには,膨大な勉強をこなす必要があります。




これは短答式が3科目になっても変わりません。


できるだけストレスをかけず,数をこなしましょう。


ちなみに私は


①薄い問題を使用し過去問演習






②解説をざっと読み,わからない肢,知識があればその都度条文判例本で確認

    



という方法が性に合っていましたので参考までに。




【愚痴】

なんで発表が木曜日なんでしょうね。
関東の方は金曜日・遅くても土曜日に書面が届くのに,それ以外の方は週明けになる可能性が高い。

一刻も早く情報を知りたいと思うのが筋なので,この不公平には閉口しますわ。