2014年9月15日月曜日

戦略ガイダンス補足

去る2014年9月13日。

来年絶対合格するための戦略ガイダンス


と称して,京都・大阪でガイダンスを行いました。



各1時間のガイダンスだったので,舌足らずになってしまった部分が多く,20日(土)のプレゼミ前ガイダンスにて補足すべきことも多そうです。



京都・大阪では
「こんな戦略論が聞きたかった」
という点,レジュメに示した項目につきどこをお話しするか,アンケートを取らせていただきました。


票数が多かったものは今後文章化し,何らかの形で公開したいと思っています。





以下,京都・大阪のアンケートを公開いたします(匿名性が薄れないように文面は改変しています



【京都】

10点満点中

10点・・・1名

9点 ・・・2名

8点 ・・・4名

7点 ・・・3名


戦略と総論を詰め込んでしまったので,少し満足度が低くなってしまった点,反省しています。

とはいえ,


「普通の人」の合格方法について着眼するのはありがたい
矯正の必要性についてわかった
自己分析を深める重要性についてわかった
リアリティがあった
モチベーションが上がった


など,一定の評価を得られたことは良かったかな,と思います。





【大阪】

反省を踏まえ,戦略面に集中してお話ししました(それでも時間不足でした…

10点満点中

10点  ・・・2名

9点   ・・・2名

8.5点 ・・・1名

8点   ・・・6名

7点   ・・・3名

ということで,京都の時よりはいい評価をうけたかな,と思います。


その上で,


短時間でありながら内容が充実していた
具体的な説明がよかった
いい意味で「普通」であることを意識している点がよかった
時間が足りない,もっと聞きたい
合格への戦略に説得力があった
声が大きく,聞き取りやすい(笑


というプラスの評価をいただきました。



今回のマイナス評価はほとんど時間面で,もっと聞きたい!というものだったので,時間内に多くを伝える技術を向上させる必要があるな,と感じています。



アンケートの結果,今後,文章化する予定の項目は,





上位答案・判例百選の読み方(10票を超えるぶっちぎりでした)

メンタルの保ち方

精神論の使い方(メンタルの保ち方とは違う側面から)

予定・目標の立て方(全日程及び1日)

「復習」について


くらいです。

上位答案・百選の読み方は近日中にブログで公開します。

もっとも,いたって「普通の」話なので,拍子抜けしないようにしていただければと思います。




以下,明日以降の無料講義の告知です。


1.京都産業大学民法公開講義

9月16日
13:00~京都産業大学で行います。

http://www.kyoto-su.ac.jp/graduate/pro/lawschool/news/20140916_koukai.html


平成26年民法を題材に,ハコ総論をお話しする予定です。

飛び入りでも私は構わないのですが,事務手続上一声おかけください。



2.ハコゼミガイダンス&プレゼミ


京都 11:00~12:00 ガイダンス
    12:30~14:30 プレゼミ

大阪 17:00~18:00 ガイダンス
    18:30~20:30 プレゼミ

大阪会場では,ゲストをお呼びしています(参加未定


冷やかし大歓迎ですので,ぜひハコ思考を感じてください。


プレゼミで使用する問題は


平成25年民法


  



 ですので,予習していただければ2時間がより有意義に使えるかもしれません。



おいでやせ,山の上・京都の町中・大阪!











2014年9月9日火曜日

平成26年司法試験合格発表

2014年9月9日午後4時、平成26年司法試験の合格者が発表されました。



合格された方、おめでとうございます!


ここから急速に流れ出す時を楽しんでください。









残念ながら不合格に終わってしまった方。

まず、一番はじめに言っておきたいことは



「筆記試験で不合格になっただけで、あなたの人格が否定されたわけではない」



ということです。





私はこの言葉に救われました。



とはいえ、落ちてしまったことは事実です。


明日の朝起きたら受かっている、なんてことはありません。


司法試験は文面審査です。

制度的に色々動きはありますが、今年の受験生の中で上位に入った方が合格されたということです。



受け止めて、立ち上がりましょう。



法曹になるには、普通の方は司法試験に合格するしかありません。



あなたが、法曹になりたいと思った時のことをもう一度思い出してください。


その思いが今もあるのであれば、再度立ち上がってください。



幸い、あと8ヶ月あります。何かを成し遂げるには十分な時間があります。


微力ながら応援いたします。

2014年9月5日金曜日

要件事実やらないか(要件事実入門レビュー)

遅ればせながら,岡口基一裁判官(と中村真弁護士)の新作である「要件事実入門」を購入し,ざっと読みました。


遅れたのは品薄で購入が遅れたからです。


以下のアマゾンのリンクでは,ブログの投稿(平成26年9月5日)時点で品薄,再入荷未定の状態です。



ツイッター・フェイスブックなどのご本人の宣伝が功を奏して(?)爆発的な人気になっているようですね。



とはいえ,宣伝のみでは人気は出ません。


内容が確かだからこそ,我々も「せり上がり」するってもんです。


その点は「要件事実マニュアル」「要件事実問題集」の著者である岡口Jへの高い信頼があります。






具体的な内容については,



1 民事訴訟の知識

2 要件事実論総論

3 要件事実論各論

ふろく 要件事実論を用いた司法試験論文問題の分析

エピローグ やらないか


と盛りだくさん。



他の方もおっしゃっていると思いますが,この本の特長として私が感じたのは,


・民事訴訟の知識で,要件事実の考え方の基礎の基礎をきっちり説明してくださっている点

・「要件事実論各論」で,新問研では物足りず,類型別では言葉足らずな部分を説明してくださっている点

・裁判官の知識・分析をもって司法試験民法を分析してくださっている点

・随所にネタがちりばめられている点(家等内科,ERDT,中村先生の漫画など)




ネタ以外の部分は勉強になる部分が多く,今から要件事実の勉強を始める方,要件事実をわかった気になっている方にちょうどいい本だと感じました。

辰巳法律研究所の看板講師である,西口竜司先生が,さっそく要件事実入門を用いた講義を行われるとのこと。




司法試験講師の立場からすれば,「ふろく」につき,「要件事実論を用いた」分析ということを意識したうえで,他の分析手法もある(要件効果論からの分析,あくまで民法のテストである)ということをしっかりいう必要があるのかな,と思いました。

とはいえ,どちらが正解ということはなく,問題文を法的に整理し,抽象論のフィルターを通して整理することで合格点が取れるテストですので,要件事実論を用いた分析を示してくれるこの「ふろく」は,単なる「ふろく」にとどまらない価値があると思っています。




いやー,すごい本が出たものである。

「せり上がり」がとまりませんなぁ。

2014年9月3日水曜日

9月無料ガイダンス・講義告知

9月のガイダンスや講義も続々決まってきました。

うち,無料のもの(参加自由のもの)を告知させていただきます。


①9月13日

「ハコ思考」でリベンジ合格した塩見恭平による
来年絶対合格するための戦略ガイダンス


辰巳京都本校 13時~14時

辰巳大阪本校 16時~17時


京都と大阪の内容は同一です。

一度落ちて戦略を練った自分の経験から,5月の試験に安定合格するために何をすべきかをお話ししようと思います。

ということで,ベースは「ハコ思考」ガイダンスなのですが,少し予定・計画よりの物になるかと思います。



②9月16日

京都産業大学 13時~15時

課外講座(民法)

http://www.kyoto-su.ac.jp/graduate/pro/lawschool/news/20140916_koukai.html

平成26年民法を使い,「ハコ思考」総論的なことをお話ししようと思っています。

締め切りは過ぎていますが,電話すれば何とかなるかもしれませんので,ぜひお申し込みを!





③9月20日

「ハコ思考」でリベンジ合格した塩見恭平による
来年絶対合格するための「ハコ思考」ガイダンス&ゼミ


辰巳京都本校 11時~12時,12時30分~14時30分

辰巳大阪本校 17時~18時,18時30分~20時30分

京都と大阪の内容は同一です。


こちらはいつものハコ総論+プレゼミ(平成25年刑法若しくは平成25年民法)です。

どっちの問題を使うか,確定次第告知しようと思っています。


ということで,いろいろ動きます。



ロー在学生及び択一で涙をのまれた方は是非お越しください。

スタートは早い方がいい。

というか,もう始められてますよね。



択一に合格して結果待ちの方は,合格を信じてこの記事を忘れてください。

13日の前に再度告知しますので。



2015年合格する方のために,今シーズンも微力を尽くします!


2014年9月1日月曜日

8月講義報告

もう少し早めに更新すべきでしたが,何かとバタバタしており遅れてしまいました。

まとめるのにそれなりの時間を要していました…

ということで,遅くなって申し訳ありません。



お盆の期間を利用して,東京・京都で立て続けに講義を行ってきました。


①8月14日@辰巳東京本校(youtubeで公開中)

②8月15日@学習院大学

③8月17日@辰己京都本校



①と③は基本的に同じことをしました。



平成24年刑法の問題を使用し,ハコ総論についてお話しするというものです。

こちらは司法試験受験生が対象ということで,いつも通りの講義といったイメージで臨みました。




②については,学部生のゼミを開催してくれとの依頼があったので,4時間超の講義でハコ思考総論(約2.5時間),各論(民法・刑法それぞれ1時間強)を行いました。

学部生向けということで,普段より噛み砕いて講義する意識でいましたが,講義中のリアクションを見てより簡単に・平易にというお話になりました。
予備試験についても所々で言及したりしましたね。


予習・講義を通して講義する側にとっても非常に良い経験になりました。



(*ゼミ開催は随時受け付けています!ロー生・学部生問わず,内容についても要望に応じてチューニング可能です。ツイッター・ブログへのコメントなどでアクセスしてください。)




①②③それぞれアンケートを書いていただき,いずれもそれなりの評価をいただきました。
以下,匿名性を維持するために形式面を少し改変して公開します。
何らかの参考になれば幸いです。




①東京本校(いずれも10点満点

10点  →2通

9点   →3通

8.5点 →1通

8点   →4通

7点   →1通

6点   →2通

5点   →1通



【良かった点】

・レジュメがわかりやすかった
・声が聞き取りやすかった
・答案があったのでイメージがつかみやすかった
・他の合格者が言及しないかゆいところに言及できているのがよかった
・思考過程を終えるように講義が工夫されていた
・当たり前の言語化という発想が新鮮だった


【悪かった点】

・各論があっさりしすぎていた
・刑法に限定されていた




②学習院大学

10点3名,9点1名

少人数では悪い評価は書きにくいので,点数に大きな意味はないと思います。


【良かった点】

<三段論法について>
・三段論法がどのように評価されるか(どの点が評価対象か)知ることができた。
・「法律家の共通言語」というフレーズが新鮮だった。意識する必要があると感じた。
・抽象論のフィルターを通すという発想がわかりやすかった

<ハコ思考の必要性>
・初めて触れる発想だったが納得できた
・定型化の思考方法を学べてよかった
・これからどうやって勉強を進めていけばいいか学べた
・新しい視点が得られた

<各法律の具体的処理手順について>
・争点思考,行為の切り出しの重要性につき学べたのでよかった。
・発想の仕方だ答案にこのような違いが出るのか,新鮮だった。
・一つ一つの要件に当てはめる重要性を学べた。



【悪かった点】
・時間不足になってしまう点があった。



【全体の感想】
・論文をどう描くのか,指導してもらう機会がほとんどなかったのでとても助かった
・他の科目の検討もしてほしい
・また来てほしい ←ありがとうございます,是非!(私信






③京都本校

10点  →5通

9点   →2通

8点   →3通

7点   →1通

5点   →1通

空欄   →2通



【良かった点】

・熱意を感じた
・分かりやすい言葉で聞き取りやすかった
・受講生の反応から,伝わっていないと感じた部分を丁寧にするなど,工夫されていた
・京都でぜひゼミをしてほしい ←開催にこぎつけたいと思います!(私信


【悪かった点】

・もう少し具体的にしてほしかった
・各論が少なかった
・公法系・民事系についてもガイダンスしてほしかった
・ハコ思考とは何か,わからなかった


というところです。




具体的にしてほしい,というご意見が多かったのですが,具体的な解説をしてしまうと,私の特長が消えてしまい,ただの解説会になってしまう可能性が高いので難しいという事情があります。


長時間聞いていただき,総論を最低1時間程度お話ししたうえで各論,という今のスタイルでないと土台がないため,結局
「わかった気」
になって帰るだけになってしまいますので。


何か解いて,難しいこと,新たな着眼点を聞くのは,その場ではわかった気になりますが,その人にずっと師事するのでなければ,土台がない付け焼刃の話であり,意味がないと考えています。



私が本試験の解説を90分以内でしようとすれば,どっちつかずの中途半端なものになってしまうと思っています。

そうだとすれば,総論に各論のエッセンスを少し加えるという今の形がいいのかな,と思っています。



……という言い訳でした。



9月も随時ガイダンス・プレゼミがありますので,もしよろしければご参加ください!


近々告知しますが,

辰巳大阪京都で9月13日・20日。

京都産業大学で9月16日に公開講義をする予定です。



いずれも無料ですので是非ご参加を!

(京都産業大学は事前申込が必要,とのことですがまだまだ受け付けてくださるそうです。


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2014年8月28日木曜日

接続詞の使い方

2014年現在,司法試験の回答に使える時間は2時間(選択科目は3時間)です。

司法試験は文面審査ですので,解答用紙への記入ですべて点数が決まります。


当たり前のことですが,2時間では到底解けない初見の問題が出るのが司法試験です。


そこで,省略できる時間は省略してしまおう!ということで,私は答案に使う接続詞を固定化していました。


いかにも,な感じの受験テクニックですが,表現のハコの1つですね。




そっくりそのまま真似することをお勧めしているわけではなく,接続詞の固定化→接続詞で迷う時間の省略→2時間の有効利用という流れで,有用ですよ,ということをお伝えしたいと思っています。


参考までに,以下,私はこんな感じで接続詞を固定化していました。

何らかの参考になれば幸いです。


順接 「まず・さらに・そして・加えて・なお」の順
逆説
「しかし」(180度 「もっとも」(180度ではないが留保
まとめ 「従って(小まとめ)」 「よって(中まとめ)」← 設問ごとに1個程度にしておくのがベターらしいです 「以上より(大まとめ)」


ナンバリングは公用文にあわせて 第1 1 (1) ア (ア) 箇条書きは ①②③

です。

   

2014年8月19日火曜日

【速報】ガイダンス映像公開

2014年8月14日辰巳法律研究所東京本校で開催したガイダンスにつき,辰巳の方がyou tubeでアップしてくださいましたので報告いたします。


https://www.youtube.com/watch?v=6G2hstxiawY



ネットで見るとちょっと照れますね。


平成24年の刑法を素材にお話しさせていただいているので,もしご興味があれば聞いていただければ幸いです。


2014年8月18日月曜日

ハコ思考講義(2014年版)発売日決定!

既に鮮度が落ちてきた話にはなりますが,ハコ思考講義が8月19日に発売いたします。

宣伝など含め,ハコ思考講義の特長を中心に雑感をお話しいたします。
(というか連続ツイートのまとめですね。

購入を迷われている方は参考にしていただければと思います。
もちろん,内容についての質問はできる限りお答えしますので,コメントでも,ツイッターでもask.fmでもご自由に!

<以下連ツイ>

①私にとっての基幹講義「ハコ思考」がそろそろ発売されます。講義を約2年ぶりに取り直した雑感をつぶやきます。

②まず,収録時間が大幅増加しました(6時間→13時間)。
時間を短くして,少しでも価格に反映しようかと思ったんですが,話したいことが多すぎて,結局倍以上の時間を使ってしまいましたね。

③そんな中,平成25年の問題についてはあくまで素材として使用し,言及しすぎないように意識しました。
ここに注力していたらおそらく収録時間は20時間を超えたでしょう。
ハコ思考を体感してもらう講義なので,趣旨が変わってしまいます。

④ハコ思考の体感という意味では(主観ですが)非常にうまくいったと思っています。
総論・各論ともに合格者の当たり前,処理手順の定型化についてお伝えすることができました。

⑤総論で繰り返し述べている「知識・分析・表現・体調」のハコにつき,各論を通じて具体的にどのように使用するかをお話しできたと自負しています。
時間は倍になっていますが,密度も濃くなっています。

⑥各論の中でも,例えば民法で「参考判例の使い方」,会社法で「途中答案防止法」につき時間を作ってお話しするなど,問題に絡めてどの年度の司法試験でも必要なことをお話できたかと思います。

⑦様々な趣向を凝らした本講義を実現できたのは,辰巳「ハコ思考ゼミ」,京都産業大学法職ゼミをはじめとして,様々な場で指導させていただく機会をもって,自分の講義スキル・ストックがたまってきたから。

⑧さらに,公法系以外の講義はオブザーバーとして1名に参加していただき,有益な意見を頂きました。関係各人にこの場で感謝の言葉を述べさせていただきます。本当にありがとうございました。

814日(東京)・17日(京都)のガイダンスでは,平成24年刑法の問題を素材にしてハコ総論の一部分をお話しします。
根本は同じことをお話ししているのですが,素材を変えることで伝わり方が変わることはままありますので,受講を予定されている方もぜひご参加ください!【注:終了しました。なお,この件についても近日中にブログを更新します。】


17日の京都ガイダンスでは,さらにある発表をしようと思います。
講師として一人でも多くの受験生の参考になることを目標としています。ご期待ください。

(以上)

<追記>昨日多分今年受かるゼミ生とお話ししていたところ,「塩見先生の講義は手の抜き方を教えてくれる点で吸収することがありました」旨の意見を頂きました。
確かに,優秀な方への訴求の方向性としてはあるかもしれません。難しいことは話しませんが興味がわいた方はどうぞ!


京都での発表の具体的内容はゼミの開講です。

人数が集まればという留保付きですが,2015年受験に向けた「ハコ思考」ゼミを大阪・京都で開講する予定です。

講義を受けてイメージを膨らませ,具体的な演習,答案添削を通じて実力を向上させるお手伝いができるかと思います。

個別指導に近い形になりますので,学習効果も高くなるかと思います。
ぜひご検討下さい。



私としては「司法試験合格シミュレーション」に続く新しい電子書籍も執筆しなければなりませんし,リアクションがよかった「親族相続のハコ思考」を収録するためのレジュメ作りも行う必要があります。
 
さらに,京都産業大学で平成26年民法を素材にハコ思考を展開する講義をさせていただくので,その準備もありますね・・・



お話しする機会を与えられるのはありがたいことなので,全力で取り組みます!

2014年8月3日日曜日

2014年7月の勉強(事例に学ぶシリーズのススメ)

正直,特に何もしていません。

というのも,「ハコ思考」講義収録に時間を取られていたからです。

しいて言えば,実務関係の

「事例に学ぶ刑事弁護入門」


を読み返したくらいですね。

3月くらいに言いましたが,「事例に学ぶ~」シリーズは具体的でかつ実務知識も学べそうなのでかなりお気に入りです。

「事例に学ぶ建物明渡事件入門」

と,

事例に学ぶ債務整理入門




は未読なので,きっちり読んでおきたいですね。


しかし,二回試験対策という意味では8月もほぼほぼ勉強できなさそうなので,

9月・10月・11月の2.5カ月できっちり学びます。

うかるでー。

2014年8月1日金曜日

司法修習生採用選考要領

司法修習生採用選考要領が発表されましたね。


必要書類はこちら。



①最高裁判所提出書類の書式



②最高裁判所提出書類記載要領等



③司法研修書提出書類書式



④司法研修所提出書類記載要領等





提出期間が短いのが特徴ですね。
発表までの期間は長いくせに・・・というのは,毎年言われるグチです。


申込受付期間

平成26年9月9日(火)から同月16日(火)まで



少し見ていただいたらわかるのですが,わずか一週間で書くにはなかなか分量が多いです。


特に,合格後の一週間はあいさつ回りや祝賀会申込みなど,いろいろ時間を取られることが多く,書類なんか書いている暇はありません。
健康診断も当日・翌日に申し込まないと間に合わない場合とかもあります。



その上,修習地決定には「理由」欄を頑張るか否かが大きくかかわってきます。

さらに,各地の指導担当や和光の教官はいわゆる身上調査票を読み込んできます。
適当に書くと恥をかいたり・・・(実話



お金がかかる健康診断や戸籍収集等は後回しにするとしても,時間のある今のうちにダウンロードして,できる限り書いておくという対策はしておいた方がいいかと思います。



合否がわからない現状,合格を前提とした書面を書くこと自体に心折れることもあるかと思いますが,落ちたら破り捨てましょう!
去年は裁判所のサーバがダウンするという悲劇もあったので,少なくともダウンロードだけはしておくことをお勧めいたします。


その他,今できる長期の旅行などはしておいて,悔いのない夏を過ごすことをお勧めします。


ワタシモウミニイキタイデス。



PS.拙著「当たり前六法」の売り上げがキリのいい数字を突破しました!
つきましては,いずれしようと思っていたセールを開催いたします。

司法試験受験生応援セールとして,2014年8月7日木曜日まで,450円→315円のセールをおこないます!(手続を行ったので8月2日朝には少なくとも反映されているはずです)
この機会に是非ご購読ください。





PS2.真夏の連続ガイダンス

http://siominn19851225.blogspot.jp/2014/07/blog-post_30.html

皆様来てくださいね~

2014年7月30日水曜日

真夏の連続ガイダンス【告知】

夏の東京ガイダンス・京都ガイダンスが正式に決定しましたので,告知ブログを上げさせていただきます。


【東京】

8月14日18時~19時30分

辰巳東京本校

・・・高田馬場には私も行ったことがありません。

普段訪れることのないところでお話しさせていただくのは楽しみです。

東京は初めてということで,

「答案のハコ思考ガイダンス」


という(私としては)オーソドックスなタイトルをつけていただきました。




【京都】

8月17日(日)11時~12時30分

辰巳京都本校

こちらは慣れ親しんだ京都本校です。

「司法試験安定合格の技術」というタイトルで講義を致します。





【内容】

東京・京都共にほぼ同内容です。

平成24年の刑法を素材に,「ハコ」総論につきお話しします。


総論をメインにお話しするので1.5時間で具体的な問題に触れられるかという点少し不安ですが,とにかく,問題を解くのが主意ではなく,思考方法・「安定合格の技術」を身につけて帰っていただくことが主たる目的なので,満足して帰っていただければ,と思います。



とはいえ,事案説明の時間などを省略するため,

平成24年司法試験刑法



は,あらかじめ解いてきてくだされば幸いです。






・・・別のお話。


お盆期間を利用して東京に行くのは理由があります。

私は,常々ツイッターや当ブログで個別講演・ゼミの募集をしています。

その声に,ある大学の司法試験学習サークルの方が答えていただき,8月15日に4時間の講演をすることになったのです。
その大学は東京にありますので,いい機会ということで東京ガイダンスの予定も入れたという流れです。


もちろん,行くからには全力を尽くします。その講演に合わせ,別途内容はチューニングしておりますので,実りある4時間にしていただくつもりです。


関西に限らず,物理的に可能であればゼミや単発講演をさせていただく準備はできていますので,いつでもお声かけください。

夏休みにぜひ!


2014年7月24日木曜日

平成26年司法試験刑事系第2問(刑事訴訟法)

速報ベースでの雑感と構成例をお示しします。

これくらいの構成であれば「一応の水準」は割らないだろうという趣旨です。

最適解ではないということを前提に,ご参照あれ。


なお,転載する場合は一言お断りを。商業利用は勘弁してください。





【雑感】

今年の刑事系は「当たり前六法」をマスターしておけば(訴因以外)対応可能,「ハコ思考」をマスターしておけばすべて対応可能でした。
分量的に例年通り,8枚書きたくなる問題だったので,途中答案阻止のため,思考過程の定型化というハコ思考と親和性が高かったのではないかと思っています。






2 刑事訴訟法編 【事実と理論のバランス

【思考過程】

・取調べ3つと…訴因!?

2つの罪について要否可否,処理勝負になりそう


・取調べ

 ①と②<宿泊を伴う,高輪グリーンマンション事件を参照>

2つと③<起訴後の取調べ>を対比させる形,比較の視点



 事実をしっかりと引くこと

 あてはめとは整理である。一定の視点を示すことができれば多少事実を落としていても印象がいい




・訴因
 

要否

可否
殺人

論じる
あっさり認める
窃盗

あっさり認める
論じる

となりそう

・比較の観点も伝わるし,この方針でいいと思われる



・検察官は~という問われ方に注意


・少し違うが,平成24年の刑事訴訟法は要否を丁寧に論じさせる問題として参考になる




【速報ベースの答案構成】

設問1

1 取り調べ①

1 強制の処分とは言えない

2 任意処分の限界?

(1)→Aの負担と取り調べの精神的肉体的負担を比較して,社会通念上相当と認められる方法と認められる態様及び限度といえるか

    →「取調べの拒否」といえるか

【考慮要素】
取調べをした期間,捜査官の同宿・監視,移動に使用された車両,宿泊費用の負担,取調べに供した時間,帰宅・休憩等

(2)本件
   →社会通念上相当と認められる「方法」と認められる「態様」及び「限度」といえる,拒否しているとまでは言えない

(3)任意処分の限界は超えない

3 適法(とするのが②との対比でいいのではないか)



2 取り調べ②

1 強制の処分とは言えない

2 任意処分の限界?

(1)同様の基準

(2)本件

→社会通念上相当と認められる「方法」と認められる「態様」及び「限度」といえない・実質的に拒否はある

(3)任意処分の限界を超える

3 違法(1971項但し書き違反)


3 取り調べ③

1 起訴後,原則× <一方当事者になっている>

例外的に,

①取り調べを行う高度な必要性,②Aの真摯な同意,③裁判官面前に出ない第1回公判期日前であれば○

2 本件→①②③あり

3 適法



設問2

1 殺人の公訴事実について

1 殺人 → 日付1日ずれ 訴因変更必要か

2 不可欠事実変更が無く,防御権を侵害しなければ不要

3 本件,2週間の出張中のいずれか→1日の変更

不可欠な事実変更なく防御権も侵害しない

4 訴因変更不要,検察官はできれば,訴因変更するのが望ましい(平成13年判例傍論)



2 窃盗の公訴事実について

1 窃盗 → 6時間ずれ&盗品等譲受罪に変更

2 要否・必要 罪名変化 → 公訴事実特定に不可欠な事実の変更

             → 根本を維持すると一部無罪の可能性

(1)可能か?

(2)①基本的事実が同一もしくは②事実の重要部分が同一かつ非両立

(3)①とまでは言えない。しかし,
   ②窃盗罪と盗品等譲受罪は違法に物を入手している点で結果が共通
 被害者も同一,かつ同じ被害品に対する両罪は非両立


(4)訴因変更可能,検察官は別訴提起する必要はない



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平成26年刑事系第1問(刑法)

速報ベースでの雑感と構成例をお示しします。

これくらいの構成であれば「一応の水準」は割らないだろうという趣旨です。

最適解ではないということを前提に,ご参照あれ。


なお,転載する場合は一言お断りを。商業利用は勘弁してください。




【雑感】

今年の刑事系は「当たり前六法」をマスターしておけば(訴因以外)対応可能,「ハコ思考」をマスターしておけばすべて対応可能でした。
分量的に例年通り,8枚書きたくなる問題だったので,途中答案阻止のため,思考過程の定型化というハコ思考と親和性が高かったのではないかと思っています。






1 刑法編 行為の切り出しと犯罪体系の理解

【思考過程】

・甲・乙・丙の罪責であること,甲丙・乙にグループ分けできること

・それぞれにつき犯罪となりそうな行為を抽出

 甲 授乳拒否行為
 丙 授乳拒否を見て見ぬふり
   甲母の来訪阻止    →2つであることを見逃さない
 乙 甲宅への入室行為
   Aの連れ出し行為


・それぞれの行為につき犯罪体系に沿って争点を抽出(構成例参照)
 →刑法は事前に大まかな答案構成が作成できる科目

・時間が詳細に書かれている…瑕疵・数字・法律行為の無条件チェックが役に立つ

・不作為犯を書かせること,それぞれの関わり合い,因果関係の問題など,平成22年刑法(介護疲れ)が参考になる。過去問学習の重要性






<予想>

・「優秀」・「良好」と「一応の水準」を分けるのは丙についての処理

 「一応の水準」を安定してとるためには,甲・乙につきわかりやすく事実を拾ってかけているか




【答案構成例】


第1 甲の罪責【事実を上げてしっかりと記載】

1.Aへの授乳拒否→不作為の殺人罪(199条)?

2.
(1)実行行為
 保障人的地位あり
 作為の容易性・可能性あり
 →実行行為性○

(2)因果関係
 危険の現実化
 →甲の行為の危険がAに現実化したわけではない

(10月4日追記→十中八九,という規範については,本件の危険が現実化すると判断された後に検討すべき部分なので本件では出てこないのではないか?と考えています・見解変更の可能性あり)

  因果関係は認められない

(3)中止犯の成否
着手(授乳拒否)あり
中止犯? → それぞれの論拠
病院に連れて行っておらず真摯な努力なし
 →認められない

3.よって,Aに対する殺人未遂罪(199条・203条)成立

4.なお,殺意がある以上,保護責任者不保護(218条)には当たらない


第2 丙の罪責

1.甲の授乳拒否を見て見ぬふり

(1)甲との共同正犯は?
  →意思連絡なし,成立しない

(2)単独の不作為犯?
  →保障人的地位に疑義,成立しない

(3)甲の幇助
  →片面的幇助,物理的にも心理的にも因果性なし,認められない

2.母の来訪阻止<作為・不作為にこだわりすぎると時間不足に>

(1)甲との共同正犯?
自らの犯罪として実行しようとしていない,×

(2)単独犯?
 自らの犯罪として実行しようとしていない,×

(3)甲の幇助
 甲によるA殺害を物理的に容易にしている
 →甲のAに対する殺人未遂(199条・203条)の幇助(621項)


第3 乙の罪責

1.甲丙が住む家に侵入した行為
  →管理権説・・・住居侵入罪(130条前段)構成要件該当性あり

2.Aを連れ出した行為
  →未成年者略取罪(224条前段)構成要件該当性あり
   親権者による連れ去り・・・関係ない

3.正当防衛の成否
 「急迫不正の侵害」あり
「防衛の意思」なし・・・Aの様子がおかしいことに気づいたのは外に出てから
  → 違法性阻却事由なし

4.結論

  住居侵入罪,未成年者略取罪成立,併合罪(通例的に手段結果の関係にない)




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