2013年4月4日木曜日

時間配分

本日は修習で起案(一日がかりの答案作成)がありました。
時間を使ったのですが、17時までの起案で16時頃に終わってしまい、時間をフルに使うという目標は達成できませんでした。



私は受験時代、早く答案作成できるタイプでした。
合格した年はだいたい10分余してました。検討し切れているか、という点では手放しに喜べないのですが・・・

しかし、時間が足りないよりは絶対にましです。
試験は所詮、紙に表現したことが全てです。足りない、ということは評価されない、ということです。


時間不足に陥るひとは概ね

1.知識不足で表現に時間がかかる
2.分析のトレーニング不足で書き出すまでに時間がかかる
3.表現力不足で筆が止まる
4.腕の筋力不足で書くのが遅い

という4パターンに分類できると思います。

今年受験の方は難しいですが、来年以降受験の方で時間が足りない方は、自分がどのパターンか、問題文読み込み、構成、答案作成のどこで時間がかかっているかを分析してみる事をオススメします。












2013年4月2日火曜日

伝えること。

ロースクールの後輩から、在学生の集まる会合に参加して欲しい、とのお誘いがありました。

こういう場合、僕はまず断りません。

そもそも、飲み会を断るという発想がないという理由もありますが、後輩との会合はかなり高い優先順位になります。


その理由は、法曹業界の良き伝統を守りたいから。
僕は、この業界の良いところの一つとしてOJTが発達しているところを挙げることが多いです。
司法修習もそうですが、先輩は将来のライバルに知識、学習ノウハウ、経営ノウハウを躊躇なく教えてくださります。(そういう人が多いです
先輩方もその先輩方にそうやってそだてられたからだと、こともなげに多大なコストを負担してくれます。
一昨年行かせて頂いた静岡の事務所でのサマーインターンでは、2週にもわたり、貴重なOJTを受けました。先生方にとっては業務効率が落ちるイベントだったと思いますが、開いて頂いたことで僕なりに様々なものを得て、今の僕の一部となっています。


上からもらったものを下に渡すという良き伝統を継続するため、そして、下の人にもその伝統を感じてもらいたいという気持ちがあるため、行かせてもらおうと思っています。


僕が受験指導に関わりたいという気持ちもここからきています。
徹底するならともかく、僕程度のレベルで受験指導に関わろうとしてもコストは大きく、割には合わないと思います。
しかし、僕がコストを負担し、思うことを伝えることで下の世代に何か伝わればいいな、と思い、指導に関わりたいという気持ちを持っているのです。


状況は様々ですが、法曹に関わる方々で良い流れを作っていければいいなと思っています。