2011年11月29日火曜日

飴と鞭(他者からのもの)

最近心のバランスが崩れています。

原因は65期司法修習が始まったこと。
考えまい、としてもやっぱり考えてしまいます。
なぜ自分がまだ大学で勉強しているのか、という情けなさと違和感に苛まれています。

考えても仕方がないし、やらなければならないことがはっきりしていることも分かっています。
しかし、理性通り感情が動いてくれない。

こう言う時は自分から好転させるのは難しいので、他者からの刺激によって流れを変える必要があります。


そこで飴と鞭。


考えつく飴としては、法曹関係者じゃない方におもいっきり愚痴を聞いてもらうこと。
出来るだけ利害関係がない人がいいです。
探すのがまた、難しい。

こっちはゆるゆるさがして行こうと思っています。


鞭の方は、無理矢理に勉強の流れに自分を追い込むこと。
私は弱いので、弱った時に自分から追い込むのは無理。というか、昨日、今日と精神面の不調でゼミを休んでしまっています。

そんな自分を追い込むため、明日は早い時間(主観的)にあえてゼミを組み、遅刻に対して厳格な罰を下すことにしました。
明日のゼミのメンバーの中の一人に頼み、罰の内容を決めてもらっています。

依頼した時の彼の顔から、彼はむしろ遅刻したほうが喜ぶのではないか、とも考えています。恐ろしい。


さて、この鞭がうまく働くでしょうか。

今回の、精神面の落ち込みは、通過儀礼をパスするため乗り越えなければならない障害だと思います。
乗り越えても次の障害があると思えばげんなりしますが・・・


2011年11月24日木曜日

これからの予定(blog的な意味で)

前回のエントリで司法試験の勉強につき,書きたいことはほとんど終わりました。
とりあえず,今後当ブログは

1.随時思いついたことを書く
2.気が向いたら今日やったことを書くブログに転向する


って感じですね。


模試の成績など,随時情報公開はしていく予定です。(興味がある人がいるかは不明ですが

模試といえば,再チャレンジが安いTAC模試を利用しようと思っていたのですが,今年はLECが破格らしいですね。2回で3万円とか。
辰己・伊藤塾はこの時点で検討対象から外れました。




で,司法試験が終わった後は就活ブログにかわるのかな。
司法試験が終了した後は

1.就活
2.司法試験終了後の勉強
3.65期から仕入れた修習情報

なんかを書いていこうかな,と思っています。



そして,発表後は成績公開,再現公開(これは試験終了後にやるかも)ですね。

何となく,こういう流れでゆるゆるブログ運営をしていこうかなと妄想しています。
それでは!

2011年11月21日月曜日

経済法

経済法はなんとなく得意な気がしてちょっと疎かになっていました。

最近、過去問を書く機会があって友人と見せ合いましたが、明らかに自分の答案だけレベルが低い。

まずい。


まずいと考えればまず分析。
自分の答案に何が足りないか。


良い点
1.事実はだいたい拾えている
2.評価の言葉を入れようとする姿勢がある
3.フレームがしっかりしているので予測可能性がある


悪い点
1.規範をきっちり覚えていないため、論述に説得力がない
2.事実を出しているが整理できていないため、羅列の印象を与える
3.条文選択を誤りがちで明後日の方向へ走り出すことがある



弱点のうち、1つめと3つめは自覚していました。

1つめは直前の追い込みのためのまとめノート(A4で32マイになりました)を作成しているので、それを詰め込むことで対処します。
もっとも、年末までに一度詰めて定着させることを考えています。正確に吐き出す事で、守りの答案になると思います。

3つめは百選や公取の事例集を読み込むことでアタリをつける能力を養うこと、法律論で争わないことで対処可能です。今年のひどい点から学びました。

さて、最近自覚してきた2つめの点はどうしようか。
整理か。
やはり、整理が合格に向けての一番の課題になりそうだ。


経済法に限らず、規範の勉強不足、整理不足が弱点だとおもっているのでそこを固めて合格へ!


2011年11月18日金曜日

二重人格

試験勉強をする上では二つの精神を持っておくのが良いのではないかと思います。

主観的な自分と客観的な自分。
足し算の自分と引き算の自分と言い換えることも可能でしょう。


主観的な、足し算の自分はメンタル面の安定のために必要。
この自分は
「今日はこれだけ出来た!合格にこれだけ近づいた!!」
「今日はあまりできなかったけど、昨日よりこれだけ近づけた!!」

というふうな思考回路を持っています。


一方、客観的な自分、引き算の自分は、実力をつける為に必要。
この自分は
「今の自分は合格にこれだけ足りない。」
「今日はあまりできなかったから合格から一歩遠ざかった。」
という、ある種ネガティブな思考回路を持っています。


大抵の方は無意識に両者を使い分けていて、かつどちらかが強いはず。私は前者が強すぎます。

前者が強い場合、根拠のない自信で試験に突っ込み玉砕してしまう可能性が高まります。
後者が強い場合、試験前に自分の心を追い込みすぎてより多くのことをしようとした結果、本当にやるべきことがおろそかになったり、精神を病んでしまったりします。

二つの精神がいる事を意識しなければ、どちらかが強くなります。


そこで私は、最近寝る前に二人の自分と心の中で会話するようにしています。

はたから見れば危ないやつになってしまうので、自宅で声を出さずにやっていますが。
やはり、心技体のバランスが大事だと思いますので。



2011年11月14日月曜日

ハコ思考

前にも書いたかもしれませんが、僕は司法試験に落ちてから、なお方法論を模索しています。
マイブームは「ハコ」思考。

これは結構いろんな所で流用できるかと思います。
さっき、ノリでTwitter連続投稿したものを転載します。


【勉強】合格答案のイメージがより具体化してきた。

要は、「整理」。
三段論法も、論証パターンも、知識も、当てはめも。
事案を整理して常識的な結論を出せばそれ相応の点がつく。

【勉強】改めて意識した理由は、答案添削。不合格者にも関わらず、答案添削をよく求められる。
添削中に、読みやすさを意識した。

自分の答案も意識しないと途端に読みにくくなる。自戒。
やっぱりハコ思考は間違っていない。

【勉強兼就活】ES添削を依頼されることも良くあるが、求められていることは一緒だと思う。
ハコの外装が法律に覆われていないだけで。ハコの中身が経験を元にした事実に変わるだけで。

わかりやすい文章で伝えたいことを伝えることが大事なのは変わらない。

【勉強兼就活】後は、ハコをどのように設定するか、ハコの中身をどのように盛るかw

ハコ思考の鍵は、自分の力をいかに10伝えるかということ。
10の力をハコがないことで6しか伝えられないより、8の力をハコにより分かりやすく8伝えることができれば、後者の評価が高くなる。

【勉強兼就活】それでも、100の力を持つ人はハコがなくても60伝わるし、3の力しかない人は、ハコがあっても3しか伝わらない。

どっちが大事、とかではなく両輪という事は、自戒をこめて記しておく。



ハコ、というのは伝え方のことです。その大枠をあらかじめきめておくことで、相手方に分かりやすく、内容だけに集中してもらう。

司法試験にはかなり有効だと思います。
ちなみに、論証とは違います。
機会があれば論証とハコの違いについても書こうかな、と思ってます。



2011年11月12日土曜日

欲しい本

最近勉強していて欲しい本。

とりとめもなく並べてみました。

刑事事実認定重要判例50上.下
要件事実マニュアル1.2
条解刑事訴訟法
条解民事訴訟法

位置づけとしては、上2つ(4冊)が知識の整理本で、下2つが辞書、もしくは辞書に至る前のワンステップ、かな?


前回の司法試験を受けて、欲しい本の傾向が変わってきたと思います。
理論と実務を繋ぐ意識が強くなっている点は肯定的な評価をして良いのか・・・


まぁ、下2つは択一六法で、上2つは拾い読みのために図書館に行くことで足りるので、暫くこれらが本棚に並ぶことはなさそうです。

(合計6万円くらいかな。今の自分にはちょっと出せんよ。法律書高すぎる


2011年11月11日金曜日

ゼミ論点表

直前期に勉強したことをさっと見返す資料が必要、ということはよく言われます。

私も色々な一元化ツールを使っています。
基本的には書き込みつきの趣旨規範本プラスハコという感じで臨もうと考えています。

しかし、これでは今学んでいる知識を思い出せない可能性もあると思います。

そこで、2回目のチャレンジに向け、新しく試しているのが「ゼミ論点表」。


ざっくりいうと、その日のゼミで扱った論点を抽出し、Wordで打ち込んだものです。

例えばこんな感じ。

【民訴】10.17 事例演習民訴6
 相殺と二重起訴の禁止(142条類推)
 明示の一部請求(特別事情により明示とみなせるか)
 一部請求の別訴がある場合,残部を相殺の抗弁として主張できるか
 確認の利益(5)<対象選択→実効性,即時確定→必要性,方法選択→ノリ>

【会社】10.18 事例で考える会社4(責任追及を受けている被告側から)
 利益相反取引の承認についての取締役の善管注意義務違反(423条3項)
 自己のために取引した者の責任(428条1項)
 監視義務違反取締役の責任(法令違反と423の関係)

【民訴】10.18 オフィスアワー民訴1
 訴えの併合(152条1項)
 併合義務(142条1項,会社837条)
 訴訟の中断,承継(124条1項2項,50条,51条)
 類似必要的共同訴訟と訴訟中断(40条3項適用の可否)
 類似必要的共同訴訟と控訴(40条1項適用の可否)

【刑訴】10.19 事例研究1-2
 現行犯逮捕(212条1項)現認者以外による逮捕
 準現行犯逮捕(212条2項)同上
  現行性(時間的場所的接着性)と明白性(逮捕者自身の認識によるもの)
 一罪一逮捕一勾留の原則(釈放即再逮捕が可能か,緊急逮捕の要件を満たしているか)

【行政】10.21 事例研究行政法5
 処分性(行訴3条2項)終局処分ではない,直接性が存在するか
 (行政指導の意思に反した継続(行政手続法33条))
不作為の違法確認訴訟(行訴3条5項)
申請型義務付け訴訟(行訴3条6項2号),併合提起
 *行政手続法7条の位置づけ?



これを見て思い出せるならよし、思い出せないなら問題集の該当箇所をよむ、という感じです。

ゼミでどのようなことをしたかを書くことで、頭の整理にも役立ちます。

とりあえず続けてみようかな、と考えております。


2011年11月9日水曜日

ストイック

ストイックであれ、って最近よく言われます。
でも、自分の性格上ストイックなのは無理。潰れます。

ここでいうストイックとは、机の前にいる時間を出来るだけ増やすこと。



ストイックにすることの良さは落ちた時にしかでないと思います。

「あんなに勉強したのにダメだった、惜しかったね」

という、他人への免罪符。

私が落ちた理由を他人に聞いていった時に、大体の方に勉強不足と言われました。(ここまでストレートに言われることは少なかったですが



受かる人は直前に海外旅行行っても、1ヶ月ストレスで勉強が手につかなくても受かる。

もっとも、前回の受験の際は漫然とこのような言葉に甘えていた節があります。

その方々が受かった理由は、それまでの積み重ねが合格に達していたから。ただそれだけ。

やっぱり、真剣にやる時間×効率が一定ラインに届くかどうかなんです。そう思います。

そこで、ストイックにやるかどうか、メリハリをつけるかどうかは個人の自由。
ストイックにやってるふりもしんどいですし、誰かにアピールするために勉強しているわけでもない。ただ、自分が受かって弁護士になりたいからそのための通過儀礼を超えるために勉強しているだけ。

もちろん、ずっと勉強して合格するのがベストです。でも、自分にはできない。
だから、息抜き含め、できる範囲で全力で!!



でもやっぱり、自分はかっこ悪い落ち方したなー(

2011年11月7日月曜日

生活リズム

しばらく間隔があいてしまいました。
そろそろ連続投稿で発散したい事が終わってきた、ということでしょうか。

これからも自分のペースで適当に書いて行くのでよろしくお願いします。
あと、なんとなくはじめたブログなので前と同じことや、矛盾することを書いていても気にしないでください。
遺言と一緒で抵触する部分は後の分が優先ということで。




さて、今日の本題。
生活リズムについて。

そこそこ長い受験生活、一定のリズムを保つことは大切です。
でも、夜寝れず、朝に無理して起きて、一日中ボーッとしてしまうなんてことがあったりしませんか?
私はしょっちゅうでした。
無理してリズムを取ろうとした結果、睡眠時間が足りない時には眩暈がする体質になってしまったりもしました。




そんな時は発想の転換。
リズムを一日に合わせなくてもいいんです。
別に、無理して夜寝て朝起きる必要はない。
一日というサイクルに縛られる必要はないのです。

もっとも、こう言うと、好きなだけ寝てることを肯定しているように聞こえますが、それは違います。



一日というサイクルに合わす必要は(受験日を除き)ありませんが、受験生活を効率的に過ごすためのサイクルを作る必要はあります。

世間は一日24時間サイクルなんです。
しかし、専業受験生に限りますが、受験生は時間を自由に使えます。
睡眠を1つの区切りとして、30時間のうち9時間睡眠、14時間勉強、7時間自由時間などでもいいのではないか、と思います。


実際に私は、今年の試験前1ヶ月(4月からGWまで)は、30時間サイクルを作っていました。
夜寝て朝起きなければならないという固定観念を捨て、ストレスを減らす方法をとったのです。

リズムが取れず苦しんでらっしゃる方(昼夜逆転してしまってる方なども)一つの手法として試して見たら面白いかもしれません。

2011年11月4日金曜日

ストレス

試験勉強はストレスとの戦いだと思います。

適度な息抜きが大事なのと同様に、いかにストレスをかけず勉強するかと言う点も大事です。


前者について僕は、「適度」のレベルを超えているんじゃないか?と思うほどの息抜きをしているので問題ありません。(飲み会、自転車通学などなど



後者の点で最近悩んでいます。

僕が落ちた主たる理由はインプット不足です。そこははっきりしています。
そこで、最近はインプットを以前より多めに行うようにしています。

これが、ストレスフル。
本質的に法律の勉強に向く人ではないのではないかと、自分の資質を疑ってます。


そこで、インプットの際にいかにストレスを減らすか、と言う点がテーマになります。

最近試しているのが

音楽を聞きながら勉強することと、
眠たくなったら無理せず遠慮なく寝ること、
自分が調べる範囲を超えたらその瞬間に人に聞くことです。



音楽は、脳がそっちに集中して散漫になると言うことから今まで敬遠してきました。
しかし、どうせ物音で散漫になるのだから、物音が聞こえなくなる分いいのではないかと試しています。
今までは物音がない時に10、物音がしたら5だったのが、常に8の集中を保つイメージです。


寝ること、これは適度な息抜きと言う所にカテゴライズされるかもしれませんが。最近は眠気がどうしようもなくなる前に短く寝るようにしています。


人に聞くこと。わからないことって結構ストレスがたまるんです。
もちろん人に聞くことは人の時間を使うことですから、礼儀として自分の手の届く範囲は調べます。でも、手が届く範囲以上は調べません。
で、聞く方法はTwitterです。暇な方に答えてもらおうと。答えがこなければ、その時にはじめてメールで質問します。
この手順を踏むことで、消化不良が少なくなっている気がします。


ストレスを減らし、楽しく合格に近づきたいですね!


2011年11月2日水曜日

コンメンタール

インプットシリーズ。


百選を読んで趣旨規範本に流し込むという勉強は順調に進んでいます。

百選を読む際にもう一つ手元においているのが、コンメンタール(予算の都合上、択一六法)。

試験に持ち込めるのは条文のみ。
今学んでいるのがどの条文のどの文言解釈かということを知るために、条文の並びにそって簡単に情報整理をしてくれるので愛用しています。


やはり、条文を見て趣旨、要件、効果が出てくるかどうかが基本ですから。
将来は手持ちで条解を揃えたいです。我妻コンメンタールは持ってるんですけどねー。



コンメンタール大好きという姿勢は、実務家にも褒められた事を付言します。


2011年11月1日火曜日

百選

僕は今、改めて判例百選を読み返し、気づいたことを趣旨規範本に落とし込むことをインプットとしてしています。
具体的には、百選を解説まで読んだ上で趣旨規範本に書かれていない事、趣旨規範本がまちがっているところを書き足し、書き直しています。あと、百選の余白にどの条文のどの文言が問題となっているのか、民事系は特にブロックを書いてどこが争点かを意識するようにしています。
1判例30分くらいかかるので、インプットとして年末迄に終わればいいかなと思っています。


インプット素材は数ありますので、参考までに百選のいいところ、悪いところを書いておきます。

百選のいいところは、受験生が押さえるべきスタンダードを示してくれるところ。百選以上のことを知らなくても合格はできる。
とりあえず選択科目合わせて1500判例くらいありましたが、これをキッチリおさえれば、インプットとしては十分かと。(キッチリの定義によりますが

一方、悪いところは解説の質。これは、最近の百選になれば大分ましと(主観的に)思っています。




しかし、僕が勉強をはじめたのが大学2年の2005年4月からなので、主だった科目の判例百選はほぼ改訂されてしまいました。
早く受かれって事ですね。立派なベテです。