2014年6月27日金曜日

ご質問にお答えします!(その5)

ask.fmまとめ。

もうその5ですね。
いろいろなご質問多謝。

司法試験に関係ありそうな質問をまとめてます。




1.しおみんさんは司法試験受験にあたって予備校は利用されましたか?
また、オススメの講座や講師等があれば、教えてください。
ただし、ご自身の講座以外でお願いします。



私の・・・は封じられてしまいましたね(笑)

私は1年目、スタ論第二クールと模試(辰巳)を受けました。
論文の相場観、標準レベル、2時間のしんどさを知る目的です。
母集団が一番多い辰巳で受験したのも尺度として正確かと思ったからです。

本試験を受けた後の浪人時代はいずれも何と無く把握できていたので、一番安いTACの模試のみ受けました。
私の講座を取るかはともかく、予備校を使うにしろ、日々勉強の素材にしろ、何にせよ目的意識を持つことが大事だと思います。




2.答案を書くときにジェットストリームを使ってるのですが、滑らかなのが逆に疲れます。
どのようなボールペンがおすすめですか?


個人の感覚なので、何とも言えませんが、サラサやエナジェルなどは使っている人が多い印象です。

ちなみに私は左利きなので、油性ペンしか使えませんでした。

ので、ジェットストリームを初めて使った時は革命的でしたね。
あ、ちなみに持ち方の工夫をすることで、万年筆を使えるようになり、これも革命的な効果を発揮しましたね。

ご興味があればお試しあれ!
<なお,私はLAMYのアルスターという万年筆が好みでした>
*ご紹介

3.二回試験落ちた場合、司法試験受け直しなんですか?


大丈夫です(笑)

司法試験も司法修習も受けなくていいです、ただ二回試験にだけ受かれば!
うーん,受け直しは面倒ですね。



4.答練の復習の仕方を教えてください

答練に限らず、

1.できなかったところのあぶり出し
2.なぜできなかったかの分析
3.できるようにするためにはどうすべきか

という3段階を経ることが大切。
KJ法って言うらしいです。




5.行政法は、判例が重要だと思うのですが、判例百選の解説講座は、予備校で実施されているのに、なんで行政判例ノートの解説講座とかないのでしょうか?
シェアの問題ではないでしょうか?

かつて、辰巳やほかの予備校で基本書解析講義があったと思いますが、それらも一部のメジャーな基本書の解説でしたし。(商売ですし


行政法判例ノートは好きな本なので,ご一読あれ。 




6.勉強をやればやるほどどつぼにはまって不安なんですが、しおみん先生は年明けから試験直前までどんな勉強をされてましたか?



不安なのは勉強して「わからない」ということがわかったからではないでしょうか?
わからないことがわからないままだった以前よりも成長していると考えて淡々と勉強するしかないでしょう。
私は1月は刑事集中月間、
2月は公法系と選択集中月間、
3月~模試までは民事系集中期間として、
できるだけその科目はその月に終わらせるよう取り組んでました。

模試以降はインプット素材を趣旨規範本に集約して、演習を繰り返す勉強法でした。
あくまで私のしたこと、一合格者のしたことに過ぎないという前提でお聞きください。



7.ハコ思考に興味があります。
司法試験の成績についてですが、本人の主観と客観について、誤差はありましたか?


ありがとうございます。
合格者講義はまだ購入できますし、ガイダンスは無料ストリーミングがあると思います。

ただ今改訂版を鋭意収録中!!!パワーアップしたハコ思考をお楽しみに!!

正直なところ、全科目後5点(民事は10点弱)上くらいかな、と思っていました。

冷静に分析すると、憲法・会社法・刑訴法・経済法の1問目でミスしていたことが発覚していたので、やむなし、と。

もっとも、各系統これだけ主観的ミスしても合格ラインを割らないように勉強してきたという自負はありますし、それを伝える術に長けているという自負もあります。



8.適性試験はいつ頃から始め、又、どのくらい時間を割きましたか。



ロー受験年の正月から、1.2.3部各1問づつ毎日解きました。

で、無料模試受けて解法の本チラ見して。平均したら一日30分〜1時間くらいしかしてないですね。

得意(日弁連全国3位,偏差値75程度)だったので、あくまで参考程度に。



9. 要件事実マニュアルは、どのように役に立ちますか?



受験期は、類型別にのってる部分をパラパラみるしかしてないです。
受験時代は要件事実問題集の構成とかを勉強の一環でしてました。

修習に行く際に買って、民裁、弁護の時は事件に当たるたびにチェックしていました。

争点に触れたことのある事件、ない事件かかわらず、とりあえずファーストチョイスだった気がします。


しかし,「要件事実やらないか」こと「要件事実入門」の発売が今から楽しみですね。


  



10.民裁では判例六法プロフェッショナルは必須ですか!?
明日から民裁が始まります


あると便利、ですね。

修習では基本的に持ち運びデイリー、据え置きプロで安定しますね。


<PR>

司法試験合格シミュレーション第1部好評発売中!

2014年6月24日火曜日

ご質問にお答えします!(その4)

ask.fmまとめ。

その4まできました。

司法試験に関係ありそうな質問をまとめています。




1.合格率のよくないローと合格率のよいローの違いは何でしょうか?

合格率の良いローの特徴。

1.ロー全体が「合格する雰囲気」であること。
2.いい相乗効果・ライバル関係で実力の底上げがなされていること。
3.そもそも合格の蓋然性ある方が入学してくること。

あくまで主観です。





2.司法試験の問題を初めて解くときに気を付けることはありますか。
司法試験の問題を解くレベルにない場合はそもそも解かずに他人の回答を読むべきですか。 

   


私の考えでは,一刻も早く解くべきです。

解くレベルは解かなければ達しません。

とりあえず問題を見て,関連する条文が何かだけでも考える,構成してみることは大事です。


その後解説・解答例を見るのがいいんじゃないかな,と思います。



3.普通の受験生、普通の勉強時間、普通の合格って具体的にはどういうものですか?

   
普通の受験生とは、予備試験合格者や上位ロー成績優秀者など、現時点で合格が強く推認される方以外を指しています。

普通の勉強時間とは、一日10時間机に向かい、実勉強時間が6〜7時間、週1休み程度の受験生平均(と私が思っている)時間をさしています。

普通の合格は、2桁などではない、一応の水準の上位や良好を揃え、悪くても不良答案を書かずにそこそこの順位で合格する形のことをさしています。

あくまで私の主観なので、受ける方の考える定義とは外れているかもしれませんが。



4.5000番以下6000番以下7000番以下程度の受験生も普通の受験生に当たるということでよろしいですか?
また、一応の水準の上位や良好を揃え不良答案を書かないということは、大体400〜800番(一応の水準の下位が2個あった場合)ぐらいということでよろしいですか?

質問された方は概念がごっちゃになってますね。

本試験に限っては、総合2000番以内に入る必要があります。
現時点で、という意味では先程示したような方以外は普通の受験生、という括りで考えています。
先ほど述べた程度の勉強時間を(正しく)行っておれば、一応の水準に達するのは難しくないと思います。その確率をどんどんあげて行くために尽力します。

400〜800に行けばいいですね。
私のお話ししているのは、良くてそれくらい、悪くても2000を割らないという発想です。


5.いわゆる論証パターンの長所・短所を教えてください。
長所としては、思考の時間がなくなるので時間を有効に使えること。
短所としては、思考の固定化につながること。

知識の「ハコ」の一部は論証知識です。

論証「パターン」ではなくフレーズの理解をすることで、短くも長くもかけるようにするのがいいのかな、と思います。



6.選択科目のおすすめは何ですか?
   
私は倒産と経済で迷って経済にしました。

教育をきっちり受けられるかは所属のローにもよりますが。

経済は倒産ほど覚えることが多くない上、思考枠組みが少し違うので、息抜きにもなって良かったですよー!
拙著「独占禁止法のハコ」も使えますし(ボソッ
極めて主観的な意見ですみません。



7.判例の射程の勉強方法とかご教示ください。


漠然としてますね(笑)

判例の射程は暗記じゃなくて理解だと思うので、各判例を学ぶ際に、
「事案のここの部分がこう変わればどうなるんだろう」
と考える、妄想するのが大事かなと思います。
そのためには,百選もいいのですが事実の引用が長い物をお勧めします。

憲法などはよく妄想してました。



8.文字を早く書くにはどうすればいいですか?
手と頭の動きを同時に行わないことですね。
つまり、構成段階でしっかり内容を詰めていれば考えながら書くことがなくなり飛躍的に書くスピードが伸びます。

後は前腕とゆびの筋トレですねw
筋トレは,2日に1回手のひらをつけずに腕立て(5本指立て)をしたりしていました。

負荷がきついようなら最初は膝をつけてでも。
とにかく、前腕と指に「のみ」負荷をかける意識で。

あ、答案を書く前日にこれをしすぎると著しく筆力が落ちるのでご注意w

万年筆など,筆記具にこだわるのもいいと思います。

私はドイツLAMY社の「アルスター」という万年筆を使用していました。

語りだしたらきりがないので,お勧めということだけお伝えいたします。









9.勉強場所は主にどこでしたか?
性格的に一ところにとどまるのが苦手だったので、
ローの自習室、図書館、予備校の自習室、自習室の前の廊下とか。
廊下で暗記ものしたり、談話室のソファで寝転びながら肢別読みながら寝たり。
多分,もう少し勤勉なら1回で受かったと思います。
                  





10.出題趣旨や採点実感には鵜呑みにすべきでない部分が多々あると思うのですが、しおみんさんもその辺りは意識なさってましたか?
もちろん。
基本的に総論で繰り返し問われているものと本年のみに限定しているものに分類し、前者は必須。

後者については演習と並行してチェックし、
「少数であった」「稀であった」
などと、試験委員の願望部分は基本的に無視してました。
あくまで「一応の水準」を安定してとるために必要なのはどのレベルか、自分が満たしていない部分は何処か、という観点を忘れないようにしていました。



<PR>

拙著「独占禁止法のハコ」,「当たり前六法」,「司法試験合格シミュレーション①」好評発売中!

2014年6月17日火曜日

電子書籍第3弾:司法試験合格シミュレーション発売開始!

PRです。


この度,性懲りもなくKDP(キンドルダイレクトパブリッシング)で電子書籍を発売しました。


タイトルは「司法試験合格シミュレーション:第1部合格体験記編」です。





20000文字程度の合格体験記に加え,

「司法試験合格体験記(おまけ)-受験指導に携わる経緯-」

と評し,私が合格後どのようにして講師になったか,という点につき書いています。

一時期ブログにアップしていた者は全14000字程度,今数えてみたら書籍として刊行した物は全22000文字程度のものでした。

文字数だけ見ても大幅加筆であることが明らかだと思います。



さらに,第2部・第3部で,現時点で考える合格シミュレーションをお示しする予定です。

もちろん,第1部を購入いただいた方には第2部以降の優遇も考えています。


ご興味があればぜひ!









2014年6月16日月曜日

京都分析会(ハコ思考ガイダンス)アンケート

6月14日に無事平成26年刑事系分析会兼ハコ思考ガイダンスを終えてきました。


内容についてはまだまだ改善点があるのですが,ひとまず備忘録も兼ねてアンケートを記事にしておこうと思っています。


単独の分析会だとアンケートがあるのがいいですね。今後の指導に反映させます。


なお,私はアンケート回収に一切かかわっていないので,どなたがどのようなアンケートを書いてくださったかはわかりません。



回収数9通

今回はざっと見て30名弱ほど参加してくださっていたので,回収率は低めです。
私が講義内で言及するのを忘れてしまっていたのが大きな原因です。反省材料。

ご協力いただいた方には感謝いたします。


1.率直な評価(10点満点)



10点・・・3名

9点・・・2名

8点・・・3名

7点・・・1名

6点・・・1名


悪い評価はつけにくいので,額面通り受け取る訳にはいかないですが,それを差し引いてもそこまで悪くなかったかなと思います。




2.講義の良かった点(適宜私の編集あり)

・「一応の水準」の答案作成に至るための思考のプロセスを明快に示してもらった

・分析力は自分の思考の枠を前提にするものだと分かった

・声が通っていてよかった

・「ハコ思考」の具体的中身を知ることができよかった

・過去問を解く際に処理手順の定型化を意識しようと思った

・実際に問題を解いているような感じの講義でわかりやすかった

・答案作成につきシンプルに考えるヒントが得られよかった

・おもしろかった【おっぱい発言】

・真面目なところ,内容がよかった

・「当たり前六法」の一部がもらえたところがよかった

・「表現のハコ」についての話が聞けたところがよかった



おおむね狙い通りです。

思考手順を追うように話しできたのではないかと思っています。


後は,本当に話したいのは総論であることをわかっていただけたかな,とも思っています。





3.講義の改善点(適宜編集あり)


・総論が長い

今回,1時間10分‐45分くらいで話したので,26年刑事系解説を聞きたかった方にはそう感じてしまったのかと思います。



・しゃべり方(講義の組み立て方)をもう少し練ったほうがよい。内容がよいだけにもったいない。

確かに,今回はいつもの話慣れている「ハコ思考」ガイダンスと問題解説を組み合わせる際に少しいびつになってしまったと自覚しています。
今後の課題です。



・答案例が読みたかった(評価の部分が構成例に入っていなかった)

こちらも改善点ですね。
無料公開講義との性質上,全てをご提供することはできないにしろ,個別の争点につき評価をこうするんだ,というものをお示ししてもよかったと思います。





後は,オブザーバーで来てくれた方に理論面のアドバイスと,講義の改善点をいただきました。



ありがたいですね,より良い物を提供するために頑張ります!






2014年6月12日木曜日

予備試験短答合格発表

平成26年司法試験予備試験の短答式試験合格発表がありましたね。

http://www.moj.go.jp/content/000124043.pdf

10295人が採点対象で,合格者が2018人。

合格率は19.6%ですか。

合格点も合格人数もほぼ変わりなく,合格率が少し絞られた印象です。


祈念受験が要るとはいえ,ロー最終学年の方も含め多数の実力者が受験している予備試験においては,短答式は通貨ではなく「合格」といいたくなります。


この短答合格者数だと,本試験合格者が去年までのように倍々になることは考えにくいので,予備試験が狭き門であることは変わりなさそうです。



制度がどうあれ,合格しなければならないとはいえ厳しいですね。

辰巳法律研究所で添削をさせていただいている関係で,予備試験の過去問もちょくちょく見ています。


印象としては,トリッキーな分野から出題されたとしても,淡々と書くべきことを書き,「一応の水準」をそろえることができれば合格できる試験なのかなというものです。


合格した方は2014年7月12日・13日の論文まで,時間はありませんが奇をてらうのではなく,問題を解く思考過程を確立することに集中することで合格の可能性が上がると思います。


頑張ってください。





2014年6月9日月曜日

ご質問にお答えします!(その3)

ask.fmまとめ。忘れてたわけじゃないですが,久しぶりですね。

その3まできました。

司法試験に関係ありそうな質問をまとめてます。




1.いわゆる「あてはめ」をどう処理するか悩むことがります。
いわゆる「ハコ思考」を受講すると、「あてはめ」のスキルが上がりますか?

当てはめとは問題文の事実を規範に沿って整理することです。
ハコ思考講義では知識のみならず分析の視点・問題文から必要な事実を抽出し,いかにわかりやすく答案に反映させるかをお示ししています。
ですので,スキルは上昇するかと思います。
受講生の中にも整理の視点を得てあてはめが上手になった方が多数いらっしゃいます。



2.短答対策は、どのようにしていましたか?
過去問演習 → 薄い解説を見て参照条文・判例・関連知識を条文判例本で読む → 過去問演習・・・
でした。

もっとも、短答対策は演習量だと思うので、
ご自分に負荷のかかりにくい方法を探して量をこなせるのであれば何でもいいと思いますよ。
  



3.出身大学と出身ロースクールを教えてください。またそこを選んだ理由も教えてください。

大学は大阪市立大学(夜間)。

通える、野球ができる、法学部という判断基準でした。

ローは大阪大学。

通える、司法試験の勉強ができる、できる限り学歴として有利、という判断基準でした。


地元大阪が好き,という理由は大きいですね。



4.うちのロー(下位ロー)の商法学者が、
司法試験が論点主義的に採点していることは明らかだということをいっていましたが、
実際のところはどうなんでしょうか?

おそらく。
採点する人が多数いる以上、表を作らざるを得ないのです。
ただ、論点に至る前にも点がふられており、論点に飛びつく答案は振り落とされている印象です。



5.本試験の過去問演習や、問題演習をするにあたって、
塩見さんが意識されていたこと、意識すべきとお考えのことについて、
教えていただきたいです。
特に、私は、過去問演習をしても、なかなか時間的にも内容面でも十分に検討できず、
消化不良気味になってしまい悩んでいます。
どのように塩見さんが過去問演習に取り組まれていたのか、
ぜひ、教えていただけますと嬉しいです。よろしくお願いいたします。
時間内に解く事、一応の水準を割らない事、ハコを守る事です。
特に分析・表現の手法を一定にする事で、振り返りが楽になったと思います。







6.講座の要望なのですが、
ハコ思考をする前提として。基本知識が必要だと思うのですが、
ハコ思考に必要な基本知識を提供するような講座をやってほしいです。
評価していただけるのはありがたいのですが、
現状,私は体系的に知識を提供できる力はないと自覚しています。
個別の過去問の解説をしていくうちに全範囲教える自信がついたときに
基礎講座という形で開くと思いますが、先は長い…

京都産業大学で民法入門的な法職講座をさせていただいていますが,なんともはや,難しい…





7.合格者答案集の使い方を教えてください。
先輩曰く「宝の山」なのだそうですが、イマイチその実感がもてません。
塩見さんがこれを用いていたならば、
読むときにどのような点を意識されていたかなどご教授くださればと思います。
よろしくお願いします。
規範→あてはめ→結論を分けてみて、
三段論法が理解できているか、自分で確認していました。
間違えるうちはいちいちマークして。
間違えなくなってからは、趣旨のひねり出し方や、あてはめの評価方法(これが宝です)
を盗むつもりで読んでいました。
目的意識があると同じ事をしても伸び方が違います。




8.司法試験の択一がとにかく苦手です。
漠然とした質問で申し訳ないのですが、なにかおすすめの勉強方法はありますか?
しおみんさんの受験生時代の勉強方法など交えて教えてください。
択一の点数を上げるには、演習量をこなすしかないと思っています。
おすすめは、ご自分が繰り返しの演習の中でストレスに感じない方法を
早めに見つけることです。
自分に合った方法であれば演習が苦にならない、
とまではいかなくても、苦しさの総量が少なくなると思います。



10.来春から阪大ロー行きます。 (ちなみに他ローから移りですが)
今のうちにやっておくべきことがあればアドバイス頂けたらなと思います。
(憲法は某試験委員の授業だったので色々読みました(笑))
おめでとうございます。
阪大ローに限らず、
ロー入学前に百選・類する判例集を一通り(最悪上三法)
読んでおくといいと思います。
読む際はどの条文のどの文言が問題となっているかを意識して、
メモすると学習効率が上がると思います。




という感じです。

相変わらず択一関係の質問が多く感じるので、今度まとまったエントリを書いてみます!


とりあえず使ったのは
・過去問(先ほどもご紹介したものですが,中央大学新法会の単年度の物が安くてよかったです。)




・条文判例本(特に民訴は使いやすかった)



ですね。

以上,その4に続く(と思います)

2014年6月5日木曜日

短答式試験勉強法‐合格発表をうけて‐

本日の午後4時にH26短答式試験成績発表がありましたね。

http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00099.html

http://www.moj.go.jp/content/000123385.pdf

足切りラインは難化,受験者増の関係から,215点,刑事系の科目足切りが増えるだろうと予想していました。


実際は,足切りライン210点。

8015人実受験中,5080人が通過し,63.3%の通過率(手計算ですので間違ってたらすみません)。

正直,210点は予想外でした。

やはり,受験者増加の影響でしょうか。


科目別足切人数は


公法 314人

民事 316人

刑事 720人




こればかりは予想しても仕方ないのですが・・・


後,やはり予備試験合格者は強い。234人中233人通過。






無事通過した方は,おめでとうございます!!


通過点とはいえ,ひとまずほっとしてください。


9月まで,やるべきこと・やりたいことを行ってください。


やることがなければ,とにかく動くことをお勧めします。

いましていることはなんでも正解なので。





残念ながら不合格になってしまった方へ。



得手不得手はあれど,短答式試験は演習量がものをいう試験です。


厳しいことを言うようで恐縮ですが,今回は,勉強の質か量が足りなかったのだろうと思います。




短答式不合格からの翌年合格も珍しくないので,気持ちを立て直し次第学習に取り組んでください。



短答式不合格者のアドバンテージはリスタートを早くできることです。


今から9月までの期間に,短答知識をもう一度入れ直し,翌年合格につなげましょう!



論文安定合格に最低限必要な知識は短答安定合格レベルだと思いますので,短答プロパー以外で短答に合格できる程度の知識量を付けておきましょう。




ちなみに短答式の勉強として私が推奨しているのは,

「できるだけ自分にストレスのかからない勉強を!」

です。



正確な知識を得るためには,膨大な勉強をこなす必要があります。




これは短答式が3科目になっても変わりません。


できるだけストレスをかけず,数をこなしましょう。


ちなみに私は


①薄い問題を使用し過去問演習






②解説をざっと読み,わからない肢,知識があればその都度条文判例本で確認

    



という方法が性に合っていましたので参考までに。




【愚痴】

なんで発表が木曜日なんでしょうね。
関東の方は金曜日・遅くても土曜日に書面が届くのに,それ以外の方は週明けになる可能性が高い。

一刻も早く情報を知りたいと思うのが筋なので,この不公平には閉口しますわ。

2014年6月4日水曜日

【告知】選択科目分析会@大阪

連日の告知で申し訳ありません。


こちらは6月21日(土)に大阪で行う選択科目分析会の告知です。


相変わらずの無料講座。


本試験選択科目のうち,労働・倒産・知財・経済につき,4人の講師がお話しいたします。

私は経済法の担当です。


タイムテーブルとしては,


17:30-18:25 知財法 岩崎章浩先生

18:30-19:25 労働法 西口竜司先生

19:30-20:25 倒産法 大山定伸先生

20:30-21:25 経済法 塩見恭平


ということで, 今回は西口先生・岩崎先生に加え,Wセミナーで教鞭をとっておられた大山先生も講義されるとのことです。

個人的にすごくお世話になっている先生で,「しゃべり」がとてつもなく上手な先生ですので,私もかなり興味を持っています。




もちろん,私の講義も練ったうえで,初学者でもわかりやすい解説ができればと思っています。


ワンパターンですが,やはり「一応の水準を安定してとるために」という観点で,「独占禁止法のハコ」を語ります!




・今年経済法で受験された方

・来年以降経済法で受験しようかなと考えている方

・受験終わって他の選択科目を勉強しようと考えている方


等を対象にしてお話しします。


おいでやせ,大阪!!


2014年6月3日火曜日

【告知】速報会@京都

来る2014年6月14日(土)の18時10分~,速報会を辰巳京都本校で行います。


といっても,今回は私のみ。


刑事系を90分(以上)で自由にお話し下さい,というお申し出を快諾いたしました。

受講料など一切かかりませんが,今年の本試験問題と条文はお持ちください。




告知文はこちら。

---------

18:10-19:40
「H26年刑事系論文問題分析会
~ハコ思考と当たり前六法(刑事系)解説~」
塩見恭平先生

大阪で好評だった超速報会の内容を更に深く。H26刑事系を90分で解説します!
塩見先生の代名詞である「ハコ思考」と「当たり前六法」についても,当問題を
使用しながら語って頂きます。講師独自のノウハウにどうぞご期待下さい。

----------



刑事系に絡めて,ハコ思考ガイダンスでお話しした内容をからめ,当該問題をどう見れば「一応の水準」をとる実力を養成できるか,という観点で(ワンパターンですが)お話しします。


単純に時間が増えていますし,試験からの期間も経過してきているので,より高水準の物を提供しなければならないというプレッシャーに打ち震えていますが,来ていただいた方に満足して帰っていただけるような仕掛けをしておきたいと思います。


ぜひ受講いただければと思います。


【PR】

当日は会場でお配りした「当たり前六法」を配布しようと思っています。

配布する「当たり前六法」につき,さらに深化させ,全科目につき記載しているのがこちらの電子書籍です。

興味が出た方はご購読いただければと思います。
合格者の「当たり前」を身につけるのは,はやい方がいいと確信しております。

2014年6月2日月曜日

2014年4月・5月の勉強

ほぼしていません!


というのも,司法試験直前期~司法試験~速報会と,

自分のことそっちのけで受験生のサポートをさせていただいていたからです。



していません!とはいえ,実務関係の本は暇を見つけて読んでいますし,指導の際に

「我妻コンメンタール民法」




「要件事実マニュアル」
  



「条解 刑法」



等を参考にして教材作成をしているので,二回試験に向けた基礎力は落ちていないと信じています。



半年が過ぎ,そろそろエンジンかけていかなあかん状況ですね。


元々自分の頭のハエを追わずに人の周りの誇りを掃除するタイプの人間ですので。


二回試験に関しては再優先事項にしなければならない状況になっています。



二年連続で落ちるわけにはいかないので,落ちる可能性を限りなく0にしなければならないと思います。



いやー,和光に受けに行くのいやですわー。


ちなみに,ホテルの予約は半年前からできるので,和光で受ける方は6月頭には予約をするのが通例だそうです。


東京までの往復旅費と和光○泊。


滞在費も含めると軽く10万円は飛びますね。馬鹿にならない。


二回試験は和光・大阪で受験することができるのですが,2回目受験は否応なしに和光に行く必要があります。



司法試験みたいに受験地が選べればいいのに。