2015年6月22日月曜日

ガイダンス内容概略及び無料公開講義のお知らせ

6月6日・13日に大阪で,20日に名古屋・京都で行われた

「当たり前司法試験」ガイダンス。


【知識編】では,

①超!最低限!と②知っておくべき知識

2つに分け,採点実感のいう「基本」「基礎」とは何か,という点につき,できるかぎり具体的・定量的なものを示す試みを行いました。


【解法編】では,「基本」「知識」をえたという前提で,合格答案を書くために基本知識を以下に利用するか,という点につき検討を行いました。


結果,【知識】【解法】につき,求められるレベルをある程度お示しすることができたと考えております。



しかし,ガイダンス後にアンケートを見ていると,おおむね伝えたいことが伝わっていることがよくわかる内容でしたが,中には「結局抽象的でよくわからない」というアンケートが紛れ込んでいました。


そこで,このままではいけないと思い,急遽,

「初回の授業は無料公開にして,皆に知ってもらおう!」

というプランを立てることにしました。



検討の結果,辰已大阪本校から以下の内容のメールが届きましたのでご参考ください(そのまま貼り付けただけで恐縮です)


◆ 当たり前司法試験  6/28(日)10:00スタート(大阪本校)

 ※初回は無料体験が出来ます。
   事前予約制になりますので、下記アドレスにメールをしてください。

     sikoukatei@tatsumi.co.jp

  メールタイトルを「当たり前司法試験」
  本文に①氏名②電話番号 をご記入ください。

  当たり前司法試験に関する資料をご請求希望の方は、
  当メールに「資料請求希望」とご記載の上、返信してください。



できるかぎりのクオリティをもって講義いたしますので,無料体験だけでも,ご受講いただき何らかの役に立てていただければ幸いです。

御入り用であれば,初回無料体験受講をしていただいた方には,ガイダンスレジュメもお付けいたします。


内容は憲法(違憲審査基準論・表現の自由を中心に)です!


 

2015年6月19日金曜日

平成28年以降における司法試験の方式・内容等の在り方について

平成27年6月10日付司法試験委員会決定をご紹介いたします。

http://www.moj.go.jp/content/001148701.pdf

以下,気になった点を抜粋し,(あくまで私の感想に過ぎない,意味のある話かどうかは分かりませんが)雑感を垂れ流します。


>過度に事務処理能力を求めるのではな く,受験者の事例解析能力,論理的思考力,法解釈・法適用能力等を適切に判定するこ とができるよう,司法試験考査委員により一層の工夫を求めることとする。


考査委員の皆様,頑張ってください。
試験問題作成はとても難しいと思います。




>検証担当考査委員を選任し, その年の司法試験実施後において,共同してその年の試験についての検証を行うこととする。


形骸化しないことを祈念いたします。



>検証担当考査委員による検証の結果については,適切な方法で司法試験委員会に報告するとともに,その後の出題等にいかすこととする。


これだけではなく,しかるべき形で一般公開することを望みます(が,おそらく公開されることはないでしょう)




>既に通知されている科目別得点に加え,各問別の順位ランク も通知することとする。


公法系第1問 A
とかですかね?

そうであれば,対策は取りやすくなりますね。
素直に改善だなぁと思います。




受験生側にとっては,特に意味のあるお話ではないとは思いますが,とりあえず頭の片隅においておくことにします。


    

2015年6月17日水曜日

webサイト開設のお知らせ

このたび,私個人のウェブサイトを開設いたしました。

http://www.helper-law.com/

ブログと併設して更新していきますので,特に影響はないのですが,講義受講の参考になればと思い,司法試験講師としてのページも作成しておりますので,ご参考にしていただければ幸いです。

http://www.helper-law.com/#!about2/c1l82


今後とも活動の幅を広げ,一人でも多くの受験生のお役にたてればと思っておりますので,今後とも宜しくお願い致します。

2015年6月10日水曜日

答案のハコ思考-京大LS入試を題材に-@同志社大学

レジュメが完成したタイミングで告知します。


この度,「同志社大学現代司法研究会」様からオファーを受けまして,

6月21日(日)に,


ハコ思考-京大LS入試を題材に-@同志社大学

を開催させていただく運びになりました。


内容は全4時間。二部構成。


第1部 ハコ思考講義(総論・憲民刑)

第2部 ハコ思考実践編(憲民刑)


大体,第1部が2時間強,第2部が1時間半程度を予定しています。


第1部では,今まで以上に構造を明確にしながら,「ハコ思考」とは何か,なぜ論文合格答案が書けるようになるのかを説明した上で,実際に憲民刑の3科目のハコにつき,大急ぎでお話しします。



実践編では京大LS入試問題を用い,講師が問題を検討しながら,答案を作成していくに当たり,どのようにハコを使用し,合格答案を書くのかを実体験していただきます。


詳細及び参加希望の御連絡は同志社大学現代司法研究会様

https://twitter.com/doshishagsk


まで!

(時間が余れば予定管理,タスク管理のハコ,就活のハコなんかもお話しします)


多数のご参加,お待ちしております!!


2015年6月8日月曜日

無料「受験」相談会開催!

最近告知更新が続いておりますが,御多分に漏れず,告知ブログです。


この度,辰已大阪本校,京都本校において,無料受験相談会を開催することにしました。


ポイントは,「無料」「相談会」部分ではなく。


「受験」の部分。


「受講」相談会ではないんですよね。



辰已で行うので,辰巳の口座を押し付けられるのではないか,ツボならぬハコを押し売りされるのではないか,と恐れる必要はありません。


「受験」相談会ですから。


ということで,以下の日程で受験相談会を行います。

6月9日,10日,12日,15日,18日

いずれも19時30分~と20時30分~の2日程をお取りしております。


ご興味がある方は,辰已大阪本校(06-6311-0400)又は京都本校( 075-254-8066)にお電話ください。


ご予約が入るまでは,どちらにでも行ける体制を整えておきます。


(夜の予定を開けるのは結構大変なんで,できれば参加してほしいっす)



後は,

6月13日(土)のガイダンス後(19時30分~)に大阪校で,

6月20日(土)のガイダンス後(たしか18時30分~)に京都校で,

質問受け付け兼相談会を行います。




皆様,まとまった個別のアドバイス(必要な「知識」量や,現在の勉強方針があっているか,などもお話しさせていただいています)をさせていただくいい機会ですので,ぜひお越しください!



2015年6月4日木曜日

平成27年司法試験短答式試験結果

本日16時に2015年司法試験の択一結果発表がありました。

http://www.moj.go.jp/content/001146258.pdf

実際,通過者の番号が発表されるわけではないので,通過ラインぎりぎりの方は6月中旬までやきもきすることになるんですよね。

個人的に教えていた方の成績を聞き,いろいろと思うことはありますが,データを見ていくことにします。


今回の概要は以下のとおり。


 採点対象者数 7,937人

 対象者(短答通過者) 5,308人

 通過率(小数点第二位四捨五入)66.9%



>>短答式試験の各科目において,満点の40%点(憲法20点,民法30点,刑法20点) 以上の成績を得た者のうち,各科目の合計得点が114点以上の成績を得たものは,短答式 試験の合格に必要な成績を得た者とする(平成27年6月3日司法試験委員会決定)。


昨日の決定らしいですね。


単純計算すると,最高点は去年までの半分になっているので去年までの水準であれば228点。

意外と高い印象を受けますが,3科目に減り,難易度も大きく変わらなかった結果,平均点が少し上がったのでしょうか。

平均点  120.7(二倍にすれば241.4点,2014年の平均は 218.7点)

ということで,やはり大きく平均点が上がっていますね。




1年で判断するのは早計ですが,安定合格ラインは125点(7割強)程度と考えていた方がよさそうです。

ちなみに,合格者平均点は133.6点なので,これ以上取らないと,論文のアドバンテージはないということになりますね。


憲法の水物感は半端ないので,民法刑法で8割程度とれるように知識を鍛えておくことが必要になりそうです。



この結果を踏まえ,6月6日のガイダンスでお話しする内容も変わってきそうです。


うーん。

 

2015年6月1日月曜日

6月6日ガイダンスについて

速報会が30日に無事終了しました。(本記事でネタバレはしませんよ)

私はトップバッターで刑事系をお話ししましたが,





1時間であの試験を2科目説明することがどれだけ難しいか,再確認しました。




正直,かなり話したりない結果となっています。



とはいえ,「一応の水準」がどのラインか,


点数を稼ぐためにいかにアプローチすべきか,



という受験生が知りたいところに切り込むことはある程度できたのではないかと自画自賛しています。



刑事系の解説を募集されている方がいらっしゃれば,ぜひお声かけください!





本日のメインのお話。

速報会の後,辰已大阪本校の担当者の方とお話しして

・ガイダンス

・講義内容

がだいぶ固まりました。



今回は,思い切ったガイダンスにしようと思っています。


それは,「知識」のガイダンスで素材を憲法にしてみよう,という試みです。



民事系で知識の重要性を語っても皆知っている。

では,憲法でどのレベルの知識が必要か,合格者の共通認識である知識の「基本」「基礎」はどのレベルか,という点に切り込みます。




構想は固まったので,あとはレジュメに落とし込んでいくだけです。



知識系の講義を受け持つのは初めてなので,知識面で満足していただきつつ,ノウハウ型である私個人の強みも出せるような講義を計画しています。


6月~9月にやることがない方,「基本」の力を上昇させたい方,お勧めの講座は


「当たり前司法試験」

です。


まずは,大阪6月6日,京都・名古屋6月20日のガイダンスを聞きに来てください!!

平成26年の憲法を使いますので,解いてきてくだされば,より力になります!