司法試験は文面審査ですので,解答用紙への記入ですべて点数が決まります。
当たり前のことですが,2時間では到底解けない初見の問題が出るのが司法試験です。
そこで,省略できる時間は省略してしまおう!ということで,私は答案に使う接続詞を固定化していました。
いかにも,な感じの受験テクニックですが,表現のハコの1つですね。
そっくりそのまま真似することをお勧めしているわけではなく,接続詞の固定化→接続詞で迷う時間の省略→2時間の有効利用という流れで,有用ですよ,ということをお伝えしたいと思っています。
参考までに,以下,私はこんな感じで接続詞を固定化していました。
何らかの参考になれば幸いです。
順接
「まず・さらに・そして・加えて・なお」の順
逆説
「しかし」(180度
「もっとも」(180度ではないが留保
まとめ
「従って(小まとめ)」
「よって(中まとめ)」← 設問ごとに1個程度にしておくのがベターらしいです
「以上より(大まとめ)」
ナンバリングは公用文にあわせて
第1
1
(1)
ア
(ア)
箇条書きは
①②③
です。
です。
この記事で言及されている「順接」の接続詞は、どちらかというと「付加・並列」の接続詞ではないでしょうか。
返信削除「順接」の接続詞は、論理展開として前の文を原因・理由としてもたらされる結果を表す(A→「ゆえに」→B)ときに使うもので、この場合には、そもそも接続詞が無くても、大抵は違和感なく読める(接続詞は不要)はずです。
他方、このブログでいわれる”順接”(私は「付加・並列」だと思う)の場合には、論理は進んでいないことになります(=A→B→C…と展開せずにA&B&C…と積み重なるだけ)。にもかかわらず、これら接続詞を”順接”を意味するものとして用いてしまうと、読み手には「付加・並列」を意味するものとして伝わってしまう危険があるように思います。
つまり、
受験者は「A→B→C→従ってD」という論理展開をしたつもりが、読み手にとっては「A&B&C→従ってD」という意味に読み取られる結果、「論理の飛躍」と思われる危険があるということです。
長々とコメントして、失礼いたしました。