2015年4月28日火曜日

平成27年司法試験論点予想

*タイトルと内容はかけ離れています


私の基本的な考えとして,ヤマを張る行為はあまりしないほうがいいと思っています。


理由として,

①ヤマが外れた場合のダメージが大きい

②ヤマが当たったとして,「キタコレ!」感が強すぎると問題文の読み落とし等につながり,結果として点数が伸びない

という点が挙げられます。


もっとも,出る可能性が高いところをしっかりと学習することが悪いわけではありません。

その限度で,辰已法律研究所が出版しているHi Lawyer2015年6月号のような企画は大歓迎かと思います。





参考までに,各科目ごとに並べ替えたタイトル(辰已的にここが出ると思っている部分?)を記載しておきます。


内容もサッと読めるものですので,ご購入いただき,何もする気が起きないときの息抜きや,ペースメーカーに利用していただくのがいいかと思います。





【憲】
ヘイトスピーチ
財産権
自己決定権
教育を受ける権利
喫煙規制・分煙規制と営業の自由
選挙権・被選挙権
給付と規制~芸術活動に対する助成の打ち切り
表現の自由と著作権
最新重要判例(暴力団員への市営住宅明渡請求条項が14Ⅰ・22Ⅰ違反でない)

【行政】
H26行手改正(行政指導の中止等・処分等の求め)
勧告・公表
仮の差し止めに関する最新重要判例(仮の差し止め)
違法性の承継
訴えの利益
差止訴訟
処分性
原告適格
違法主張の制限
都市計画法33条1項2号(処分の根拠法規)から原告適格を導く方法

【民】
即時取得再考(動産賃借権,他人物贈与,詐欺・強迫)
錯誤
利益相反行為
種類債権
相続に関する最新判例
連帯保証
危険負担
贈与
詐害行為取消権

【会社】
H26改正(847条の2・847条の3<株主代表訴訟>について)
MBOにおける取締役の義務
競業避止義務
会社法423条
内部統制システム構築義務と善管注意義務
会社法429条
株主平等原則
利益供与
最新重要判例(株式買い取り請求・株主提案権の侵害等)

【民訴】
処分権主義
弁論主義
訴訟承継
二重起訴の禁止
債権者代位訴訟
既判力の時的限界
証明責任
補助参加
相殺の抗弁

【刑】
2項強盗
事後強盗
正当防衛(一連の行為につき正当防衛が成立するか・防衛の意思)
詐欺罪
正当防衛(第三者のための正当防衛が奏功しなかった場合・誤想防衛)
共犯関係からの離脱
横領罪と親族相盗例
傷害罪の承継的共同正犯
共謀の認定

【刑訴】
伝聞証拠の意義
伝聞法則の例外
証明力を争う証拠
自白
コントロールド・デリバリー
違法性の承継
宅配便荷物のエックス線検査
補強法則




私としては,直前にこちらを使用して講義するという企画もあったのですが,知識に触れすぎてしまい,講義で伝えたいこと(「当たり前六法」のような事)から外れてしまうということで断念しました。


ぎりぎりまで講義をすることを前提に読んではいたので,残念ですがぽろっとツイッター等で思うところをつぶやき,まとめてブログで発信できればと思います。


*直前期ゼミの再告知*

①4月29日(水祝)17時~@辰已大阪本校
H26民事系を素材として,ハコを叩き込みます。

②5月2日(土)18時~@辰已大阪本校
H26刑事系を(以下同文

③5月2日(土)12時30分~@大阪某所
直前期ハコ講義
こちらは,「当たり前六法」と,「ハコ思考」のハイブリットのような形の講義を私的に申し込まれたため,対応することにしました。

①②については辰已に御連絡いただき,③についてはわたしのメールアドレス(kkyouhei.shiomi@ gmail.com)までお問い合わせいただければ詳細をお伝えします。


直前期に論点のヤマを張るよりもよほど有意義に点数を上げられると自負しております。
ぜひお問い合わせください!

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