2015年5月7日木曜日

録音大歓迎!

直前期で集中力が欠けた,という方に対し,関係のないお話を。


先日,講義の録音が不都合であるというお話しをお伺いしました。

実際,音声データを商品として販売している以上,この発想は自然なのかなぁと感じるところです。


しかし,私は講義の録音を禁止していません。

この点につき,商売としてはあまり適切ではないのかもしれません。


しかし,


①講義は生き物であること

②講義が日々成長していること



から,最新のライブ講義を超える効果がないのではないかと考え,特に不利益はないと思っています。



①について

私は(というか講師は皆そうだと思いますが),今できる準備を最大限行った上で,受講生のリアクションを見て,より伝わるように,より深い理解ができるように話しながら講義のレベルを調整しています。

ですので,同タイトルのガイダンスでも,受講生により,話の内容が大きく変わることも珍しくありません。

もちろん,本質が変わるわけではないですが,枝葉の部分ではその場で以下に理解してもらうかという点を念頭に置いてお話ししています。


従って,録音して後日聞いていただいた講義が,その場で講義を聞いていただいた方以外に効力があるとは限らないのです(通信・収録講座の場合,ここが難しいのですが…)


②について

例えば,2014受験のハコ思考ゼミと2015受験ハコ思考ゼミの内容は大きく違います。

実際,同じことを伝えるにしても,講師として経験を積む中で伝え方の引出しはどんどん増えていきます。

今,合格者講義のハコ思考を聞くと,恥ずかしい限りです(本質論として変化はしていないので,お伝えしていることに間違いはないと思っていますが)。


ということで,今日の講義を録音していただいた方にも,明日の講義を聞いていただくことに意味はあると考えています。


従って,録音があったとしてもそこまでダメージにはならないのではないかと思います。



私としては,逆に,録音データを他の人に広く伝えていただくことにより,私の発想をより多くの人に知ってもらった上で,新たに聞いていただく機会が増えるので,むしろ望ましいのではないかと感じます。


つらつらとお話ししてきましたが,録音するためには講義を聴いてもらう必要があるので,講義を聞いていただけた人へのサービスとして,録音禁止ということはしたくないなーと感じている次第です。


もっとも,私は受験時代,ICレコーダーを使用していましたが,ちゃんと聞き直した経験はまるでないので,複数回聞ける勉強熱心な方は素直にすごいな,と感じます・・・

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