2012年4月22日日曜日

構成用紙の使い方

本試験が近づいてきました。
私は本試験3週間前を「超直前期」と位置づけ,総復習を行う期間に充てる予定なので,高ぶってきます。

今日はゼミで,夕方から家にいたので,直前の予定表を作成しました。加えて,本試験で少しでも落ち着いて処理し,問題の特殊性につき考える時間を持てるように,構成用紙の使い方を検討しました。
事前にこのようなことを考えるメリットは,回答アプローチを一定にすることで,テンプレ以外のところを充実させることができる点です。


これまでの問題演習から自分にできること,本番で見落としをなくすために必要なことがおおよそわかったので作成できました。
これを本番前に見るレジュメに挟み込んで,常に意識しようと思います。

以下,「私の」答案用紙の使い方を公開します。
すべての人に共通する考え方もあると思いますので,何かの参考になれば。




以下内容


【全体】

・結論明示!迷わないように。

・経済・民事 → 時間はあると考える。

  民法 → 契約

  会社 → 行為

  民訴 → 訴訟 を構成用紙に書く。

・公法・刑事 → 時間がない。伝聞は明示。

 フレーム(憲法・刑法・捜査法),誘導(行政)をざっくりメモで。細かい構成は省略。

・<明示>とした部分は絶対に略さない。





【経済】

1)図示,メモ

2)①主体 ②行為 ③市場 ④競争 ⑤制限 ⑥促進 を整理し明示

3)①問題提起 ②行為要件 ③効果要件 ④正当化事由 ⑤結論 のフレームに乗せる

・時間は余る。整理し,競争状況を把握する。





【憲法】

1)メモ

2)主張整理

①主張  → ②反論

  ③再反論 ←

       → ④再々反論

  …    ←

思いつく限り主張反論方式で書く

3)フレームに乗せる





【行政】

おそらく構成用紙を使う余裕がない

会話の誘導に番号を払底箇条書きする意識

訴訟部分は要件をフレームに乗せる









【民法】

1)できればメモ段階で ①関係図 ②時系列 ③契約 ④ブロックを書く

  ③契約は, 主体・客体・性質・時的要素を明示

2)誘導に乗せて条文の要件を当てていく

・構成を精密に。50分まで我慢。残り70分で4.5頁書く。

・要件抜き書き → 解釈パターンをテンプレで。





【会社】

1)問題文中の瑕疵ある行為にマーカー・ナンバリング

2)設問に合わせ,①手続・実体瑕疵 ②行為の効力 ③責任 を要件メモ → 組み換え

・瑕疵ある行為につき,①主体 ②客体 ③性質 ④時的要素 を明示





【民訴】

1)訴訟の ①主張 ②ブロック ③結論 を明示

2)問題となっている部分の ①手続 ②行為 ③支配原理 を明示

3)誘導に乗って構成





【刑法】

1)①主体 ②成立犯罪 ③共犯関係 ④罪数処理 をメモレベルで

2)成立犯罪の横に論点名と結論を書く

3)ナンバリングして起案(構成を書き過ぎない,刑法は時間不足)





【刑訴】

<捜査>

・フローのどこにあたるか

 行政警察 → ①条文要件 ②相当性判断

 任意処分 → 相当性判断

 強制処分 → 条文要件該当性を「」で

<伝聞>

1)①罪名 ②供述過程ごとに ③P主張の立証趣旨・要証事実 を明示

2)それぞれの供述過程につき,①供述性,伝聞性 ②伝聞例外該当性 を検討 → フレーム





以上



フレームやフローなどは今まで再三記事にしてきた「ハコ」を改良したものです。
よくよく考えてみれば,浪人の7か月はインプット・カンを鈍らせない程度のアウトプット・「ハコ」志向の確立に費やしました。

成功を疑ってはいませんが,ついつい不安になることを防ぐことはできません。
積み上げたものを信じて,超直前期を乗り切ります。



次回はヤマでも張ってみようかな。

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