2013年12月31日火曜日

鬼が笑う。

年の瀬です。


おそらく年内最終ポストということで来年のことを大いに語り、鬼を爆笑させてみようと思います。




1.二回試験合格

今年、最大の積み残し事項です。


結果としての合格は当然のこととして、「当たり前二回試験」をさらに進化させます。

自分が安定して受かるために何をすべきか、ということを考え抜こうと思います。



そもそも、「当たり前二回試験」は、だれにでも効果のある二回試験突破方法なんて大それたことではありません。

あくまで自分の「対策」の汎用性ある(と考える)部分を抽出したものですが、だれかの役に立つのであれば、勇み足であろうと踏み出すことはやめません。


対策もきっちり取り、取りこぼしなきようじっくり準備します。





2.生活の糧を得ること

このブログで語るのは趣旨が違うので、多くはいいませんが、とりあえず生活を安定させること。

この辺は周りの理解ある方々に支えられ、何とかなりそうです。


受験指導関係でお世話になる辰巳法律研究所・京都産業大学には感謝しています。


微力を尽くそうと思います。





3.弁護士としての勉強

どのような仕事をするにしても、弁護士として働いたうえで受験指導までするという当初の予定と比較すれば時間はできます。


そこで、弁護士業に活きる勉強をいていきたいと思います。






4.その他勉強

他の資格を取得することを考えています。

具体的に「これ!」というものがあるのですが、とりあえず願書を出してから公開しようかな、と思い、テキストをぱらぱらと見ている現状です。

1~3に比べれば優先度は落ちるので、受験しないかもしれませんし。




5.その他、趣味の時間

時間が比較的できたということで、野球・ゴルフ・自転車など、自分のやりたいこともしっかりできそうだとほくそえんでいます。






完全に負け惜しみですが、二回試験に落ち、弁護士として1年デビューが遅れることで、むしろ時間にとらわれず受験指導をはじめとする自分の好きなことをできるのではないか、と考えるようになりました。

66期の同期に遅れてしまうのは残念ですが、違う部分で強みを出し、67期として弁護士業のスタートダッシュをきるための肥やしにします。

凹んで暮らしても一年。

切り替えても一年。



どうせ過ごすのであればいい一年であればいいな、と思いながら2013年を締めくくりたいな、と思います。



皆様、よいお年を!!


2013年12月29日日曜日

ハコ思考プレゼミのお知らせ

告知します。


私はこの度,辰巳法律研究所の講師として(人数が集まれば)ゼミを持たせていただくことになりました。


それに先立ち,ゼミの内容や,私の提唱する


「ハコ思考」


とは何ぞや?

という点につき少しでもお伝えする機会を設けるべく,2度ガイダンスをしました。


2013年12月21日(土)17:00~辰巳京都校

2013年12月22日(日)14:00~辰巳大阪校



内容は主に,ハコ思考ゼミのガイダンス(兼ハコ思考講義の概略説明)です。



このガイダンスにより、何名かの方が「ハコ思考」に興味を示してくださったようです。


本当にありがとうございます。





この結果、2014年1月18日(土)に辰巳大阪本校でガイダンスおよびプレゼミを行なうことになりました。


ガイダンス 18:00~(12月21日・22日に話した内容と同様です)

プレゼミ   19:00~21:00(予定)


プレゼミは平成25年刑法の問題を使用いたします。
予習は不要です。
なお、答案を書いてきてくだされば、さっと見てコメントすることは可能かと思います。


あらかじめ私が添削した答案を示し、その解説をする過程でハコ思考という考えかたに触れ、司法試験で安定して「一応の水準」をとる視点とはいかなるものか、ということをお伝えしようと思います。



ゼミ自体の主な対象は2014年司法試験受験生ですが,ハコ思考講義の点は万人に意味がある(であろう)ことをお話しするので,どなたでもお気軽にご参加ください。


もちろん無料です。


さらに,現在中の人にお願いしてストリーミング配信してもらう予定ですが,こればかりは約束できないです・・・



なお、決まり次第正式告知しますが、ゼミは1月25日(土)開始、毎週土曜18:00~21:00、全14回の予定です。


*追記

最初の問題は平成23年憲法!

受講される方は1月18日の段階で解いて回答を提出できる状態にしていただけると助かります。


興味がございましたら、ツイッターや当ブログでお気軽にご質問ください。





2013年12月26日木曜日

25年採点実感

正式名称は

「司法試験採点実感等に対する意見」

です。



www.moj.go.jp/content/000117703.pdf

毎回言っていますが、普通の受験生が全て押さえるのは無理。

司法試験において、完全解を求めるのは愚策です。



とりあえず、「一応の水準」に入るために、どのような解答が求められるかを知っておくべきです。




私も読んでおかなくては・・・


2013年12月25日水曜日

28歳の誕生日

本日、12/25に誕生日を迎えました。

28になって、本来は…とか、周りは働き始めているのに…とか考えるのはもうやめました。



今与えられた条件でやることをやります。


実際に、少なくとも教育に関しては思った以上のことができそうですので。


後は自分の実力・指導力を上げるだけ。



二回試験に落ちた事実は変わらないので、この一年をいい一年にするか、くよくよして終わるかです。




いい一年にします。



多分一週間後も似たような記事を上げますが。



28の私も全力で頑張りますので、ご支援↓よろしくお願いします!(笑)


2013年12月23日月曜日

アンケート集計とプレゼミの告知

2013年12月21日・22日と、辰巳法律研究所で答案のハコ思考ゼミのガイダンスを行いました。

ご来場いただき、ありがとうございました。





12月21日(土)17:00~@辰巳京都校

参加者20名程度

アンケート回収18通




12月22日(日)14:00~@辰巳大阪校

参加者20名弱

アンケート回収13通




通常アンケート回収率は半分弱だそうで、今回は参加してくださった方の多くにご協力いただきました。


アンケートについても、好意的なご意見が多かったように思います。


まず「率直な評価」を10点満点で書いていただいたものとして、

31通中10点満点が3通

9点、8点が18通

7点が4通

6点以下が6通。



良かった点については、主に


・コンセプトは理解できた

・三段論法の重要性がわかった

・わかりやすく話してくれた

・声が大きかった


など。



逆に、悪かった点としては


・そもそもコンセプトに賛同できない

・具体例が少なかった

・時間が短い


などでした。




おおむね好評価を頂いたのは、聞きに来てくださる方はそもそもこのような方法論に親和性がある、という点が大きいと思います。

その点を差し引いても、今回のガイダンスは成功したのではないか、と考えています。



悪かった点について、

・コンセプトに賛同できない点は申し訳ありません。この点は私の合格順位が順位なだけに、「二けた合格!」と打って出られない、という事情もあります。

・具体例が少なかった、という点について、こちらはゼミガイダンスという性質上やむを得ないものと考えています。
なお、1月18日に具体的な問題を用いてプレゼミ(無料)を行う予定です。

・時間が短いという点についても、ガイダンスなのでご容赦ください、というお答えになってしまいます。





2度のガイダンスを経てゼミの開講が現実化してきたので、再度ガイダンス・プレゼミをさせてもうことになりました。


正式にはまた告知させていただきますが、



2014年1月18日(土)

ガイダンス(今回と同様の物)

プレゼミ(平成25年刑法の問題を使用し、ゼミ案を試しに行います)

の開講が決定しました。



ガイダンスにご参加いただいた方はプレゼミのみでも大丈夫ですし、ガイダンスを聞きのがした!という方はガイダンスのみの受講も可能です。
もちろん、両方の受講も大歓迎です。

ガイダンス・プレゼミ共に無料の予定ですので、よろしければご参加ください。



PS.二回試験対策として改めて刑事事実認定入門を読み始めました。
こちらに関しては1から、0から始めます。

2013年12月21日土曜日

受験指導に携わる事

もし、二回試験に合格出来なかったとしても予備校で教える事は発表前に打ち合わせしていました。

とはいえ、その時はまさか落ちるとは思っていなかったので万が一のお話で、深く考えていなかったのも事実です。


今回、二回試験不合格を踏まえてなお予備校で教えるべきか、考えてみました。




私は、自分が教育に携わる事は適切であるという結論に至りました。


まず、説得力の点。
二回試験落ちが司法試験の指導をしても説得力がない、とお考えの方もいると思います。
実際にこのような意見も頂戴しました。

しかし、私が指導に携わるのは司法試験です。

二回試験は司法試験の次のステップであるものの、あくまで別の試験です。
ですので、二回試験不合格は司法試験合格に向けての指導には影響しないと考えます。




そして、主な対象者の点。

私が念頭においているのは司法試験に再チャレンジされる方です。

もちろんその他の方にも役立つお話をさせていただければ、と思っています。
しかし、まずは形を整えることです。
論文式試験で戦うレベルに持って行くための定型的な視点、処理手順を学ぶというのがハコ思考の考え方です。
再チャレンジの方がハコ思考を学ぶに当たり、私が二回試験に受かっていようがいまいが関係ないと考えます。





もちろんこれらの意見に納得できない方がいらっしゃるのも理解していますし、私の意見が間違っている可能性もあります。

ですが、司法試験合格についてお話するレベルは今までと同じ、むしろ経験を積めば今までより上がります。



従って、私としては受験指導に携わりつつ、折に触れこのようなお話をするしかないかな、と考えています。


受かっていたらこのような手間もなかったのですが、自分の対策不足・(おそらくは)大きなミスでこのようなことになってしまったので、ご意見を受け止めながら、逃げずに取り組もうと思います。

2013年12月19日木曜日

挨拶回り

気まずい日々が続きます。


本日は


1.内定先への報告と、お願い

2.配属裁判所
への報告

3.弁護修習先への報告

4.クラスメーリングリストに報告

5.最高裁判所に退職願の郵送

を行いました。

いずれもやるせない気持ちになるほか、少なからぬ期待をかけていただいていた方々を裏切ったということで、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


そんな中、それぞれ温かい言葉をかけていただきました。

改めて自分が素晴らしい環境で研修できていたことを思い知るとともに、素晴らしい方々の指導を生かせなかったという悔いが生じます。



改めて、返しがたい大きな恩を頂いたと感じています。

これを返すためにも合格しなければ、と心から思いました。


なお、65期のリベンジ組の方が中心となって66期二回試験不合格組を集めたメーリングリストを作成していただいています。


同じミスを繰り返さないためにも、絶対に合格しようと思います。

もちろんほかの科目も盤石ではないので、民事も一から叩き直します。


負けない!




2013年12月18日水曜日

二回試験に落ちた原因

ダメだった科目は刑事裁判でした。


しかし、今考えても原因はわかりません。




小問は書いたし、大問も特に外した気はしません。





わからないところで大きなミスをしているのでしょう。





失敗に向き合っていく一年にしないと。




来年は必ず受かります。



とりあえず、当面は小問対策は実例刑訴で、大問対策は場数を踏んだうえで刑裁修習読本と刑事事実認定重要判決50選かなぁ。


面談も取り付けたい。


 

2013年12月15日日曜日

岡口基一よ、どこへ行く

2013年12月14日、大阪弁護士会の会派の一つである法友倶楽部(http://www.hoyuclub.org/)が主催する上記研修に参加してきました。




主に岡口裁判官を一目見たいというミーハーな心で参加しましたが、講演自体も非常に勉強になる良いものでした。


岡口基一裁判官は、このブログを見ていただいている方には説明不要だと思いますが少し紹介。


現在水戸地裁下妻支部に所属の判事でありながら、著書である「要件事実マニュアル」「要件事実問題集」「民事訴訟マニュアル」などが大ヒット。

私も要件事実マニュアルは修習時代に、要件事実問題集は主に受験時代に使用していました。

その他、法律用語辞典を無償で提供してくださったり、ボツネタという法律関係情報サイトを提供してくださったり。

最近はツイッターやフェイスブックでよく発信されています。






講演の内容は第一部「要件事実よ、どこへ行く」として理論的に整合性のある説、研修所説、ロースクールで教えられている説を比較し、説明してくださりました。


個人的には

1.訴訟提起段階と判決起案段階の要件事実は違うものであってしかるべきであるという旨の発言と、
2.主張整理を重ねていけば最終的に適切な主要事実が残るという「玉ねぎの皮むき理論」の紹介


が印象に残りました。

(能力不足ゆえ、間違って理解しているかもしれません。その点はご指摘いただければ幸いです。)










第二部は「岡口基一よ、どこへ行く」として、以下の方と共にパネルディスカッション(トーク番組?)をしてくださいました。




コーディネーター

壇先生


パネリスト

中村真先生


パネリスト

角田龍平先生




各先生、私が詳細を語るよりブログなどを見ていただければキャラがつかめて良いと思います。





これらの方に岡口裁判官を加えて、話す内容が面白くないわけがない。


中村先生による生似顔絵もありましたし。

(ちなみにそのイラストは12月15日現在岡口裁判官ツイッターのアイコン画像になっています)




真面目な雰囲気の第一部とは違い、真面目な質問を交えつつ、受け答えに会場の盛り上がり方はものすごいものでした。



壇先生からマイクを渡された南先生(弁護士夫夫で特集されていた先生)に質問を振られた際にはテンパってしまい、謝辞を述べることしかできませんでした。

次回からはいろいろと用意して行こうと思います。



いろいろと役立つこともありましたが、ネット上ということで割愛。







そして、第三部ということで打ち上げ兼懇親会にも参加させていただきました。


そこで撮っていただいた2ショットの写真は大事にしようと思います。


打ち上げでも岡口裁判官は公人としてのお立場を守っていらっしゃったので、次回は私人としてお会いできれば、と思います。



打ち上げ内容についても守秘義務ということで、詳細は控えさせていただきますが、法友クラブの度量の大きさを感じさせるものでした。





そして、できれば年末の恒例行事にしたいということでしたので、次があればぜひ参加したいと思います。
要件事実各論もお聞きしたいですし。


運営に尽力されていた方の中に修習時代にお世話になったローの先輩がいらっしゃったり。

不思議なご縁があるな、と勝手に感じていました。




皆様、この一大イベントを成功させるには多大な苦労がっと思います。本当にお疲れ様でした。

そして、修習修了生という中途半端な身分にもかかわらず飛び入りで打ち上げにまで参加させていただき、本当にありがとうございました。

法友倶楽部の皆様には本当にお世話になりました(ステマ)



そして何より、岡口裁判官をはじめとする壇上の先生方、非常に勉強になりました。
本当にありがとうございました!




・・・しかし、このような研修やシンポに参加したら自分もいっちょかみしたい、できれば自分で主催したいという気持ちになります。
発信者側でいたい。

というか、主役になりたいという目立ちたがりな性分です。