2014年10月9日木曜日

平成26年司法試験予備試験(論文式)の結果について

本日は予備試験論文の結果発表がありました。


http://www.moj.go.jp/content/001127750.pdf


以下,情報を。


 受 験 者 数 1,913人(うち途中欠席13人)


 採点対象者 1,900人


 合 格 点 210点以上


 合 格 者 数 392人


 採点対象者の最高点等

(1) 最高点 318.23点

(2) 最低点 48.70点

(3) 平均点 177.80点



とのことです。



ちなみに短答式の受験者は10,347人ですね。

ざっくりいうと,1万人が400人になったということです。

数だけ見ればすごい倍率ですね。




そして,去年の論文合格者数が381人。今後も400人合格あたりで推移するのでしょうか。



来年の司法試験に向け,いわゆる「予備試験組」の占める割合は今年と同程度(リベンジ組が入るので少し割合が下がるかもしれません)になりそうですね。




合格者の方,おめでとうございます。


私は未体験なので軽々には言えませんが,ブログやツイッター等で口述対策に向け,有益な情報を発信してらっしゃる方がいるので,そちらで情報収集を行い,口述であしもとをすくわれないようにしてください。



来年受験してやろう,という方。短答論文でそれぞれ5分の4がふるい落とされる試験は簡単ではありません。

もっとも,過去問を分析する限り,司法試験で問われる能力が予備試験でも問われている,ということは間違いがないと思います。



そうであれば,


司法試験短答(科目数は変わりますが)に向けた条文判例の知識

問題文を時間内に分析し,法曹の共通言語で表現する力



は必要ですし,細かい部分に差異はあれど,根幹部分は同じ対策でいいのではないかと思います。





いろいろ騒がれていますが,現状は法科大学院を卒業するか,予備試験に合格すれば司法試験受験資格が得られます。


司法試験の採点は書面(とマークシート)のみで行われるので,どちらのルートであろうが合格するために必要な能力は変わりません。


周りが気になるかとは思いますが,淡々と勉強に励んでください。

     

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