2013年12月21日土曜日

受験指導に携わる事

もし、二回試験に合格出来なかったとしても予備校で教える事は発表前に打ち合わせしていました。

とはいえ、その時はまさか落ちるとは思っていなかったので万が一のお話で、深く考えていなかったのも事実です。


今回、二回試験不合格を踏まえてなお予備校で教えるべきか、考えてみました。




私は、自分が教育に携わる事は適切であるという結論に至りました。


まず、説得力の点。
二回試験落ちが司法試験の指導をしても説得力がない、とお考えの方もいると思います。
実際にこのような意見も頂戴しました。

しかし、私が指導に携わるのは司法試験です。

二回試験は司法試験の次のステップであるものの、あくまで別の試験です。
ですので、二回試験不合格は司法試験合格に向けての指導には影響しないと考えます。




そして、主な対象者の点。

私が念頭においているのは司法試験に再チャレンジされる方です。

もちろんその他の方にも役立つお話をさせていただければ、と思っています。
しかし、まずは形を整えることです。
論文式試験で戦うレベルに持って行くための定型的な視点、処理手順を学ぶというのがハコ思考の考え方です。
再チャレンジの方がハコ思考を学ぶに当たり、私が二回試験に受かっていようがいまいが関係ないと考えます。





もちろんこれらの意見に納得できない方がいらっしゃるのも理解していますし、私の意見が間違っている可能性もあります。

ですが、司法試験合格についてお話するレベルは今までと同じ、むしろ経験を積めば今までより上がります。



従って、私としては受験指導に携わりつつ、折に触れこのようなお話をするしかないかな、と考えています。


受かっていたらこのような手間もなかったのですが、自分の対策不足・(おそらくは)大きなミスでこのようなことになってしまったので、ご意見を受け止めながら、逃げずに取り組もうと思います。

6 件のコメント:

  1. 初めまして。67期修習生の者です。しおみんさんを初めとする、辰巳の合格者講義を受けて、そのお陰で今年合格できたようなもので感謝の念に耐えません。正直、しおみんさんがまさか・・・、という感想です。最近、起案する機会があり、その不出来具合に愕然としている最中です。正直な話、集合修習の段階から2回試験対策にかからないと非常にまずい、と危機感を持っております。そういう意味で、私もリベンジ組の仲間に入れていただけないか、と切に思っております。ohiku622@yahoo.co.jpがメルアドになります。2回試験対策のみならず、分野別、集合修習の過ごし方などについても先人の方の経験談やアドバイスなども伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。

    返信削除
  2. すみません。先ほど投稿した者です。今後の情報交換などにつき、先ほどのメルアドにご連絡いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

    返信削除
  3. 横からですが、今から二回試験に落ちることを考えている修習生は、二回試験に合格できないと思いますよ。何よりも先に実務修習を余すことなくやってください。

    返信削除
  4. >>67期の方
    私が言っても何ら説得力がありませんが、実務修習中は実務修習のことだけ考えるのが良いのではないかと思います。
    「対策」と肩ひじを張っているのはもったいないんじゃないかなぁ・・・

    とはいえ、二回試験を意識するのはいいことだと思います。周りの皆様と切磋琢磨するのが第一ではないでしょうか?

    二回試験に関して、落ちた私からはこれ以上は何とも言えません…


    ブログを見ていただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

    返信削除
  5. >>2人目の匿名様

    コメントありがとうございます。
    確かに、その通りではないかと思います。
    落ちた私が言うのも本当におかしな話ですが、実務修習と起案を連関させることで二回試験の合格率も上がるのかなぁと考えています(私はその意識があるにはあったのですが、甘かったと思います

    改めて、67期の皆様は、まずは二回試験ではなく、実務修習に全力で取り組むのがいいのかなぁ、と落ちた今でも思っています。
    自分がなろうとしている法曹三者以外の実務法曹に一番近づけるのは今なので。

    返信削除
  6. なお、私の意見はあくまで1年間修習をして、なお二回試験に落ちてしまった一意件ですので、参考にしすぎるのも危険かと思います。あしからず。

    返信削除