合格者が答練の添削をする際、自分の能力を加味しないでコメントすることがあります。
いわく、
○○なミスが多い。
△△できないなんてありえない。
このような指摘は客観的に正しいことが多いんです。
でも、当たり前に○○、△△するのは意外と難しい事が多いんです。
当たり前を当たり前にするためには意識してトレーニングを重ねるしかない。
トレーニングで補完しなくても天然で当たり前をできる人がこのような指摘をする場合があります。
私も陥りがちですが、自分の能力を考えずに当たり前ラインをあげる事。
その基準はあなたの当たり前であって、標準的な方の当たり前ではない、と感じる事も多い。
指摘は正しい事が多いので、出来ない人にとってはそれが辛くなる。
正しい事を突きつけられるのは苦しいんです。
そりゃ、一日15時間勉強できる人からすれば、一日6時間しか勉強できない人はサボっているように見えるかもしれない。
まだまだ余力があるように見えるかもしれない。
しかし、できない人もいるんです。
こと司法試験に限っては、要求水準(≠合格水準)が高いので、思うようにできない人のほうが多い。
合格者の中でもギャップに苦しんでいる人も多いです。
受験生に教えるに当たっては、伝え方を考えて、相手が耐えられてかつ参考になるラインを見極める事が大事だと思う。
そこまで寄り添う必要があるのか!
と思う方がいると思うけど、私が想定する教育はここまで必要だと思います。
野球をしてる時も、技術的に正しい指摘をしてそれで満足している指導者をみてきました。
肝心なのは技術的に正しい状態を選手ができるように持って行く事。
そのために、指導者は指導の引き出しを色々持ち、その人に応じた指導をして行く必要があると思う。
これもあくまで一意見。
私は自分に甘いので、人に厳しい要求をしたくない、出来ないというだけてす。
目的達成のガイドラインを示して、そこまで連れて行く事をしない。
見ようによってはこちらの方が厳しいかも。
――――ここから本題――――
リベンジ組の方はメンタル的に厳しい時期に入ります。
しかし、つらいのは皆一緒です。
つらいときは
「つらい!!」
と素直に言ってください。
何が変わるわけでもないですが、すっきりしますよ。
参考までに,私は好きな貴志祐介さんの小説を読んだり経済法(受験中の趣味)に切り替えたりして気を紛らわしていました。
もう一つ参考までに,今年の1月30日に連ツイしたものをそのまま貼り付けてみます。
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