2011年10月28日金曜日

「ハコ」の作成

合格者に聞いた話。
司法試験の勉強は2種類ある。それは、

2000番に入る勉強
順位を上げる勉強

僕も1回目のときからこれはあると思っている。もっとも、不徹底だった(特に民事系)

とりあえずしなければならないのは、2000番以内にはいる方法。
例外的に、知識が有り余っているような方は2000番にはいる方法を意識しなくても受かるのだが。来年は絶対受からなければならない自分にとって知識をいれる勉強しかしないのはリスキーすぎる。


そこで、「ハコ」なのです。ハコは、処理手順のまとめと言い換えることもできます。
たぶん、前に記事で書いたかと思いますが。

たとえば、憲法はあらかじめ答案構成をつくって個別の事案を放り込む。放り込み方で点数の上下は変わりますが、構成がきっちりしていれば破滅的な点は取らない。

たとえば、処分性、原告適格、裁量。ほかにも伝聞などもそう。
書く内容は違えど、どんな問題でもあるハコにいれてしまって内容を変えて行くというのが有効。

これはいわゆる論証パターンとは違います。
論点知識を吐き出すのではなく、答案の共通部分を作法として出すのです。

ハコがきっちりしていれば中身が多少ずれても破滅的な点は取らない。あと、ハコにはめ込むだけなので、内容を考える時間を多く取れる。

僕は憲法以外、何となくしかハコを作っていませんでした。
それで落ちた。

知識をいれる勉強と並行して、それより大事なこととして、ハコの作成に取り組んでいます。


今日は伝聞、行政裁量、会社法の思考の流れというハコを作りました。
ハコの作成過程で知識も確認できますし、いい作業だと思います。


世にいうまとめノート類は、教科書の切りハリだろうと軽くみていたのですが、この様なノートを皆作っていたのであれば自分の見識の浅さを恥じます。


早めにハコを作って、論文を安定合格ラインまで持って行きたいですね。



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