その3まできました。
司法試験に関係ありそうな質問をまとめてます。
1.いわゆる「あてはめ」をどう処理するか悩むことがります。
いわゆる「ハコ思考」を受講すると、「あてはめ」のスキルが上がりますか?
当てはめとは問題文の事実を規範に沿って整理することです。
ハコ思考講義では知識のみならず分析の視点・問題文から必要な事実を抽出し,いかにわかりやすく答案に反映させるかをお示ししています。
ですので,スキルは上昇するかと思います。
受講生の中にも整理の視点を得てあてはめが上手になった方が多数いらっしゃいます。
2.短答対策は、どのようにしていましたか?
過去問演習 → 薄い解説を見て参照条文・判例・関連知識を条文判例本で読む → 過去問演習・・・
でした。
でした。
もっとも、短答対策は演習量だと思うので、
ご自分に負荷のかかりにくい方法を探して量をこなせるのであれば何でもいいと思いますよ。
3.出身大学と出身ロースクールを教えてください。またそこを選んだ理由も教えてください。
大学は大阪市立大学(夜間)。
通える、野球ができる、法学部という判断基準でした。
通える、野球ができる、法学部という判断基準でした。
ローは大阪大学。
通える、司法試験の勉強ができる、できる限り学歴として有利、という判断基準でした。
地元大阪が好き,という理由は大きいですね。
4.うちのロー(下位ロー)の商法学者が、
司法試験が論点主義的に採点していることは明らかだということをいっていましたが、
実際のところはどうなんでしょうか?
司法試験が論点主義的に採点していることは明らかだということをいっていましたが、
実際のところはどうなんでしょうか?
おそらく。
採点する人が多数いる以上、表を作らざるを得ないのです。
採点する人が多数いる以上、表を作らざるを得ないのです。
ただ、論点に至る前にも点がふられており、論点に飛びつく答案は振り落とされている印象です。
5.本試験の過去問演習や、問題演習をするにあたって、
塩見さんが意識されていたこと、意識すべきとお考えのことについて、
教えていただきたいです。
特に、私は、過去問演習をしても、なかなか時間的にも内容面でも十分に検討できず、
消化不良気味になってしまい悩んでいます。
どのように塩見さんが過去問演習に取り組まれていたのか、
ぜひ、教えていただけますと嬉しいです。よろしくお願いいたします。
消化不良気味になってしまい悩んでいます。
どのように塩見さんが過去問演習に取り組まれていたのか、
ぜひ、教えていただけますと嬉しいです。よろしくお願いいたします。
時間内に解く事、一応の水準を割らない事、ハコを守る事です。
特に分析・表現の手法を一定にする事で、振り返りが楽になったと思います。
6.講座の要望なのですが、
ハコ思考をする前提として。基本知識が必要だと思うのですが、
ハコ思考に必要な基本知識を提供するような講座をやってほしいです。
評価していただけるのはありがたいのですが、
現状,私は体系的に知識を提供できる力はないと自覚しています。
現状,私は体系的に知識を提供できる力はないと自覚しています。
個別の過去問の解説をしていくうちに全範囲教える自信がついたときに
基礎講座という形で開くと思いますが、先は長い…
基礎講座という形で開くと思いますが、先は長い…
京都産業大学で民法入門的な法職講座をさせていただいていますが,なんともはや,難しい…
7.合格者答案集の使い方を教えてください。
先輩曰く「宝の山」なのだそうですが、イマイチその実感がもてません。
塩見さんがこれを用いていたならば、
読むときにどのような点を意識されていたかなどご教授くださればと思います。
よろしくお願いします。
先輩曰く「宝の山」なのだそうですが、イマイチその実感がもてません。
塩見さんがこれを用いていたならば、
読むときにどのような点を意識されていたかなどご教授くださればと思います。
よろしくお願いします。
規範→あてはめ→結論を分けてみて、
三段論法が理解できているか、自分で確認していました。
間違えるうちはいちいちマークして。
間違えなくなってからは、趣旨のひねり出し方や、あてはめの評価方法(これが宝です)
を盗むつもりで読んでいました。
目的意識があると同じ事をしても伸び方が違います。
8.司法試験の択一がとにかく苦手です。
漠然とした質問で申し訳ないのですが、なにかおすすめの勉強方法はありますか?
しおみんさんの受験生時代の勉強方法など交えて教えてください。
しおみんさんの受験生時代の勉強方法など交えて教えてください。
択一の点数を上げるには、演習量をこなすしかないと思っています。
おすすめは、ご自分が繰り返しの演習の中でストレスに感じない方法を
早めに見つけることです。
自分に合った方法であれば演習が苦にならない、
とまではいかなくても、苦しさの総量が少なくなると思います。
おすすめは、ご自分が繰り返しの演習の中でストレスに感じない方法を
早めに見つけることです。
自分に合った方法であれば演習が苦にならない、
とまではいかなくても、苦しさの総量が少なくなると思います。
10.来春から阪大ロー行きます。 (ちなみに他ローから移りですが)
今のうちにやっておくべきことがあればアドバイス頂けたらなと思います。
(憲法は某試験委員の授業だったので色々読みました(笑))
今のうちにやっておくべきことがあればアドバイス頂けたらなと思います。
(憲法は某試験委員の授業だったので色々読みました(笑))
おめでとうございます。
阪大ローに限らず、
ロー入学前に百選・類する判例集を一通り(最悪上三法)
読んでおくといいと思います。
読む際はどの条文のどの文言が問題となっているかを意識して、
メモすると学習効率が上がると思います。
阪大ローに限らず、
ロー入学前に百選・類する判例集を一通り(最悪上三法)
読んでおくといいと思います。
読む際はどの条文のどの文言が問題となっているかを意識して、
メモすると学習効率が上がると思います。
という感じです。
相変わらず択一関係の質問が多く感じるので、今度まとまったエントリを書いてみます!
とりあえず使ったのは
・過去問(先ほどもご紹介したものですが,中央大学新法会の単年度の物が安くてよかったです。)
・条文判例本(特に民訴は使いやすかった)
以上,その4に続く(と思います)
初めまして。powと申します。いつも有益なポスト、ありがとうございます。参考にさせていただいてます。
返信削除さて、質問に対する回答の記事に対して、さらに質問してしまって恐縮なのですが、上記質問4の回答では、「論点に至る前にも点がふられている」 ということですが、それに対する対策はどのような点に気を付ければいいのでしょうか?出題趣旨を読み込んで、自分なりに答案に活かすしかないのでしょうか?
また、お時間に余裕があるときにでも、ご回答よろしくお願いいたします。お忙しいなか、すみません。
初めまして。お返事遅れてすみません。
返信削除ご質問の件ですが,対策としては「前提となる要件についても書洩らさない」意識で日々の学習を進めることですね。
問題となる要件に飛びつくのではなく,要件をすべて満たして初めて効果が発生するということを意識して簡単にでも認定している答案は印象がよく,争点についてもいい論述ができている気がします。
いつでもご質問くださいね。
ご回答ありがとうございます。意識することを忘れないためにも、塩見先生のコメントをコピペしてPCのデスクトップに貼り付けます。また質問させてください!
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