その4まできました。
司法試験に関係ありそうな質問をまとめています。
1.合格率のよくないローと合格率のよいローの違いは何でしょうか?
合格率の良いローの特徴。
1.ロー全体が「合格する雰囲気」であること。
2.いい相乗効果・ライバル関係で実力の底上げがなされていること。
3.そもそも合格の蓋然性ある方が入学してくること。
あくまで主観です。
2.司法試験の問題を初めて解くときに気を付けることはありますか。
司法試験の問題を解くレベルにない場合はそもそも解かずに他人の回答を読むべきですか。
私の考えでは,一刻も早く解くべきです。
解くレベルは解かなければ達しません。
とりあえず問題を見て,関連する条文が何かだけでも考える,構成してみることは大事です。
その後解説・解答例を見るのがいいんじゃないかな,と思います。
3.普通の受験生、普通の勉強時間、普通の合格って具体的にはどういうものですか?
普通の受験生とは、予備試験合格者や上位ロー成績優秀者など、現時点で合格が強く推認される方以外を指しています。
普通の勉強時間とは、一日10時間机に向かい、実勉強時間が6〜7時間、週1休み程度の受験生平均(と私が思っている)時間をさしています。
普通の合格は、2桁などではない、一応の水準の上位や良好を揃え、悪くても不良答案を書かずにそこそこの順位で合格する形のことをさしています。
あくまで私の主観なので、受ける方の考える定義とは外れているかもしれませんが。
4.5000番以下6000番以下7000番以下程度の受験生も普通の受験生に当たるということでよろしいですか?
また、一応の水準の上位や良好を揃え不良答案を書かないということは、大体400〜800番(一応の水準の下位が2個あった場合)ぐらいということでよろしいですか?
質問された方は概念がごっちゃになってますね。
本試験に限っては、総合2000番以内に入る必要があります。
現時点で、という意味では先程示したような方以外は普通の受験生、という括りで考えています。
先ほど述べた程度の勉強時間を(正しく)行っておれば、一応の水準に達するのは難しくないと思います。その確率をどんどんあげて行くために尽力します。
400〜800に行けばいいですね。
私のお話ししているのは、良くてそれくらい、悪くても2000を割らないという発想です。
5.いわゆる論証パターンの長所・短所を教えてください。
知識の「ハコ」の一部は論証知識です。
論証「パターン」ではなくフレーズの理解をすることで、短くも長くもかけるようにするのがいいのかな、と思います。
教育をきっちり受けられるかは所属のローにもよりますが。
長所としては、思考の時間がなくなるので時間を有効に使えること。
短所としては、思考の固定化につながること。
知識の「ハコ」の一部は論証知識です。
論証「パターン」ではなくフレーズの理解をすることで、短くも長くもかけるようにするのがいいのかな、と思います。
6.選択科目のおすすめは何ですか?
私は倒産と経済で迷って経済にしました。
教育をきっちり受けられるかは所属のローにもよりますが。
極めて主観的な意見ですみません。
7.判例の射程の勉強方法とかご教示ください。
判例の射程は暗記じゃなくて理解だと思うので、各判例を学ぶ際に、
漠然としてますね(笑)
判例の射程は暗記じゃなくて理解だと思うので、各判例を学ぶ際に、
「事案のここの部分がこう変わればどうなるんだろう」
と考える、妄想するのが大事かなと思います。
そのためには,百選もいいのですが事実の引用が長い物をお勧めします。
憲法などはよく妄想してました。
憲法などはよく妄想してました。
8.文字を早く書くにはどうすればいいですか?
後は前腕とゆびの筋トレですねw
負荷がきついようなら最初は膝をつけてでも。
あ、答案を書く前日にこれをしすぎると著しく筆力が落ちるのでご注意w
万年筆など,筆記具にこだわるのもいいと思います。
私はドイツLAMY社の「アルスター」という万年筆を使用していました。
語りだしたらきりがないので,お勧めということだけお伝えいたします。
手と頭の動きを同時に行わないことですね。
つまり、構成段階でしっかり内容を詰めていれば考えながら書くことがなくなり飛躍的に書くスピードが伸びます。
後は前腕とゆびの筋トレですねw
筋トレは,2日に1回手のひらをつけずに腕立て(5本指立て)をしたりしていました。
負荷がきついようなら最初は膝をつけてでも。
とにかく、前腕と指に「のみ」負荷をかける意識で。
あ、答案を書く前日にこれをしすぎると著しく筆力が落ちるのでご注意w
万年筆など,筆記具にこだわるのもいいと思います。
私はドイツLAMY社の「アルスター」という万年筆を使用していました。
語りだしたらきりがないので,お勧めということだけお伝えいたします。
9.勉強場所は主にどこでしたか?
性格的に一ところにとどまるのが苦手だったので、
ローの自習室、図書館、予備校の自習室、自習室の前の廊下とか。
廊下で暗記ものしたり、談話室のソファで寝転びながら肢別読みながら寝たり。
多分,もう少し勤勉なら1回で受かったと思います。
10.出題趣旨や採点実感には鵜呑みにすべきでない部分が多々あると思うのですが、しおみんさんもその辺りは意識なさってましたか?
後者については演習と並行してチェックし、
もちろん。
基本的に総論で繰り返し問われているものと本年のみに限定しているものに分類し、前者は必須。
後者については演習と並行してチェックし、
「少数であった」「稀であった」
などと、試験委員の願望部分は基本的に無視してました。
あくまで「一応の水準」を安定してとるために必要なのはどのレベルか、自分が満たしていない部分は何処か、という観点を忘れないようにしていました。
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こんにちは。
返信削除塩見先生の本に非常に興味があるのですが、kindle版でしか出版されていませんよね?
電子書籍を読める環境にないのですが、電子書籍でない形での出版の予定はないのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
削除PCやタブレットでも見る方法はあるということなので,こちらで見ていただければと思います。
http://nelog.jp/amazon-kindle-on-windows
http://matome.naver.jp/odai/2138543849773667501
紙の本を出す話はしばしば出るのですが,まだ具体化していませんねぇ。申し訳ありません。