2014年3月20日木曜日

弁護士就活に関する情報

適切なタイトルが思い浮かびませんでした・・・

後輩T君(2014年初受験)から下記の質問をされましたので,答える形で更新させていただきたいと思います。


・・・ご質問に答える形であればニーズがはっきりしていいですね。



曰く,


「公募されていない事務所もしくは,サマクラ等を行っていないいわゆる「大手以外」の事務所について就職活動をしたい場合,
どのような点に気を付けて就職活動すべきでしょうか?

就職活動を始める時期も合わせて教えてください。」


とのこと。

前段と後段に分けて私の考えを述べます。





【サマクラ経由以外の事務所の就職活動について】


<公募事務所>


司法試験合格者用に「ひまわり求人求職ナビ」というサイトが解放されます。

http://www.bengoshikai.jp/kyujin/link.php


条件を入力することで,現在公募している事務所がどのあたりか,求めている人材がどのような人か,ということを見られます。


修習生の就職活動の軸はここになることが多いでしょう。



<公募以外の事務所>



想定できるルートとしては

① 委員会関係

② 世襲

③ 弁護修習先その他からの紹介

かなぁと思います。




① について。

修習生のバッジは無敵です。

弁護士会館で日夜行われている委員会にも,修習生バッジを見せて
「当該分野に興味があるので見学させてください」
というと,大抵入れます(登録後に委員会に入ることを期待されていると思います


もちろんそれだけではありませんが,委員会に参加していると,仲のいい先生もできてきます。



就職が決まっていないとなると・・・③に移行します。





② について。

説明は不要でしょう。
少数ですが,世襲もあるようです。

後,もともとの勤務先(パラリーガルなど)に就職する例もあります。






③ について。

後段の質問とも関連しますが,ほとんどの事務所は人数でいうと零細企業です。


そこに1人の人間が加入するということは,能力も大事ですが,まずは性格,人柄が見られていると思います。

全く知らない人を採用するのと,気心知れた人を採用するのでは採用に対するハードルがまったく違うことは容易に想像できると思います。



そこで,仲の良い先生を見つけ,

「いい人がいれば採用する」

枠に当たることを期待することが有効なのではないか,と思います。




つまり,実務家の先輩に覚えてもらい,気にかけてもらうことですね。

私のスタイルとしては,多方面に種をまき,どれかが芽吹けばいい,というものです。


もちろん個別の先生には本当にお世話になりとおしで,後輩に同様のことができればよいと心から感じています。

この場で改めてお礼を言いたいと思います。









【就活開始時期】

先述のように,ほとんどの事務所は人数でいうと零細企業です。


「法律事務所」という共通点はあれど,基本的に採用したいと思う時期も,待遇もばらばらだと思います。



なので,

「いつでも開始していいんじゃないの?」

という答えになります。


例えば,試験後発表前にエクスターンでお世話になった先生のもとに受験報告に行くのもいいでしょう。


(ごはんが本旨ではないにせよ)高い可能性でおいしいご飯をごちそうしていただきつつ,業界研究ができると思います。


先輩のもとにお話を聞きに行くのもいでしょう。


興味のある分野のシンポジウムなんかを聞きに行くのもいいでしょう。


知見を広げることと就職活動がある程度リンクするのがこの業界の特徴だと思っています。





参考になるかわかりませんが,

私は 「地域」 「分野」 で限定し, 「一度お話を聞かせてください」 というお手紙を送っていました。


いい時期だったからか,結構成功率は高かったですよ。

参考までに。



自由業につくのだから,自由にすればいいんです。








具体的な就職活動については,また書きます。

とりあえず情報提供ということで。



まずはT君が司法試験に受かることを祈念しています。


PR 拙著「独占禁止法のハコ」好評?発売中!
キンドルアプリを入れればお手持ちのタブレット・スマホで見られます!


2014年3月19日水曜日

独占禁止法のハコ出版(司法試験経済法の勉強法)

表記書籍を出版(アマゾン電子書籍)することになりました。




選択科目である経済法の「ハコ」をお示しし,各行為要件・効果要件の重要ポイントをコンパクトにまとめました。



300円とお求めやすい価格設定にしたのは,



①今年の司法試験に間に合わせるために急ぎ出版したこと

②ノート,という性質上大量の情報を盛り込んでいるわけではないこと

③電子書籍というツールの特徴


からです。




もっとも,

①急いだからと言って手を抜いたわけではありません。実用に耐えるものになっているはずです。

②経済法は膨大な暗記というよりは競争促進という法の特徴をとらえて知識を有効活用することに主眼が置かれているので,試験対策という意味では大量の情報はむしろノイズになること

③弁護士業にはある程度のPCスキルが要求されているし,最近は電子書籍に対するアレルギーも少し薄れてきているのではないかと感じること,あとは紙ベースで流通に乗せるリスクとの天秤


という理由から,PCを使い慣れている方からすれば,問題なく購入できるかと思います。

試験対策,という意味では最高に使いやすい道具になると思います。




売れ行きによっては司法試験後に大幅改訂するかもしれません。

その際は,2つ購入していただいていた方には購入特典として,初版のお値段を還元する,何かいいものをお付けしようかと思っています(今検討しているのは講義の音声データなど

司法試験対策,と銘打っていますが,学部の試験,ローの定期試験前に短時間でざっと見返すノートとして有効活用できるものになっています。




完全に初学者の方は,ベーシック経済法など基本的な本と併用することで司法試験受験レベルに早期到達できます。



その後,弘文堂など辞書的な本を読んで補足するという役割になると思います。


後,kindle書籍となっていますが,kindleじゃなくても見れます!

PCからでも,iOS,androidからでも見ることができるので,その点ご安心を!

一定の手続きを踏めばプリントアウトもできるらしいです(正式には未確認



みんな,かってね!(ステルスではないマーケティング)


何かあれば著者ついったーか,当ブログまでご報告ください。

 
 

これに続く流れができればいいなぁ。

2014年3月16日日曜日

ハコ思考ゼミ追加募集

現在辰巳法律研究所で開講している私のゼミですが、3月15日土曜日に刑事訴訟法1回目を終え、ひとまわし終わりました。

一周終えて感じるのは、人にものを教える難しさですね。


内容自体は教えてる間にどんどん洗練されます。
予習も出来る限りやっているのですが、講義で集中している分、発想が出て来て参考答案の修正も適宜行う羽目になります。

時間にしても3時間があっという間に過ぎます。

概ね、ゼミとしては悪くないおはなしができているのではないか、と感じています。



ゼミは残り7科目1回づつ行います。


きりのいいところで、辰巳の中の人と相談した結果、ゼミの追加募集を行うことにしました。

私の添削負担を考慮していただき、新規開講は見送り。

追加は2名に限定させていただきます。



内容は

1.事前に答案を書いて来てもらう
2.添削の上返却
3.レジュメ・参考答案を配布
4.レジュメに従い講義。随時各分野の「ハコ」をお示しします
5.添削した答案の講評
6.質疑応答

講義時間は4〜6のみ行うので3時間と短く見えますが、だいたい毎回オーバーします。
毎回書き直し答案を出す方もおり、そちらの添削もしています。受験までは添削、質問保証付きです。

これからは平成25年の答案を使用します。

価格ですが、定価(15万弱?)の半額を割ることは間違いありません。

講師である私を通していただければ、さらに割引いたします。


模試が終わり、気持ちが緩んで漫然と本番に向かってしまう可能性もあります。

直前期に勉強の柱をもう一度作ってみませんか?


後半戦開講は模試との兼ね合いもあり、4/5から、毎週土曜の夕方です。



冷やかしでも結構ですので、興味が少しでもある方は、

kkyouhei.shiomiアットgメール.com


まで!

2014年3月12日水曜日

2014年2月の勉強

2月の勉強も1月と似たようなものです。


ゼミで刑事系があったので、その予習も兼ねて共謀の考慮要素を50選で確認したり。




民事系の講義もあったので、問題に合わせて要件事実を要件事実マニュアルで調べ、復習したり。




ちなみに、この2つは司法試験対策にも非常に役立つので、(特に受験まで時間があるロー生など)が使ってみることをお勧めします。



後、検察終局処分起案の考え方の写経を始めました。


効果があるかはともかく、体で覚えておくのも有効かとは思いますので。





結局、現状こんな感じで進めていこうと思っています。


夏以降はやり方を考えなければ。




2014年3月9日日曜日

謝恩会

本日3/9に、所属していた修習クラスの謝恩会がありました。




本来、組幹事を一手に引き受けていた私が謝恩会の幹事をすべきだったのですが、
流石に幹事をするのは問題があるとおもったので変わっていただきました。



私はカメラマンということで当日の仕事だけをしました。


会ははじめにホテルでパーティー、後居酒屋で二次会。




弁護士、企業内弁護士、検察官、裁判官。


それぞれ法曹資格を得て、それぞれのフィールドで戦っています。




仕事の話(もちろん話せる範囲です)がとにかく面白く、皆悩みながら成長して行くんだな、と感じました。





もっと劣等感を刺激されるかな、と思っていましたが、
(周りが気を遣ってくれているにしろ)
全くそんなことはなく、楽しくすごしました。




他の同期弁護士とも時々会いますが、おしなべて普通の対応をとってくれるので助かります(笑)





教官もほぼ全員来てくださり、とりあえず私の方に寄ってきて心配してくれました。



顔色を見て、近況報告をさせていただき、



「とにかく元気そうでよかった」



と言ってもらえました。





皆様に心配をかけている中、元気な顔を見せられて良かったと思います。




もちろん、ご迷惑をおかけしている分、今年こそは当然に合格し、弁護士として来年の同期会を主催しようと決意を新たにしました。




この一年、法曹としてのキャリアはつめませんが、無駄にしないために頑張ろうと思います。


考えようによっては


65期(一発合格の同期)
66期(修習同期)
67期(登録同期)


と幅広いつながりが持てそうで、得をする面もあります。



周りの環境にマルをつけ、次に生かす努力をしよう、と改めて感じました。





いやー、行ってよかった!

私はそれなりに元気なので、お誘いお待ちしています!


同期の方、先輩・後輩の皆様、まだ見ぬ方々!

今後ともよろしくお願いします!



2014年3月7日金曜日

ご質問にお答えします!(その2)

ask.fmまとめ。

司法試験に関係ありそうな質問をまとめてます。


1.法律を一番最初に学び始めた初学者時代、最も苦手だった科目と得意だった科目を教えてください。

得意:刑法、答案のカタが確立しやすかったから。苦手:民法、曖昧不明確だったから。ほほうしうそう
言語化するかはともかく、ハコを作れていたかどうかですね。




2.①ハコ思考を思いつくキッカケ②確立していく過程で参考になった
本、言葉、経験などがあれば教えて下さい。

1.明確に意識したのは一度落ちてから。確実に受かるために何をすべきかを考えぬいたのがきっかけです。
2.これと言うものはないですね。合格者の共通項を言語化してるだけだと思っているので。



3.二回試験に落ちていることを踏まえて、
辰巳で講師として講義する際、如何にして説得力を持たせようとしているのですか?

二回試験と司法試験が全く別の試験である事を粘り強く伝えて行くしかないと思っています。

*追記 法律を使う、という観点だけは同じですが、司法試験と二回試験は全くの別物です。
 (二回試験と実務も全くの別物と思っているんで、落とすほうが悪い、と開き直っているのはまた別のお話。)

 なので、司法試験に合格した私が司法試験対策を語るのは全く問題がないと考えています。


4.二回試験と司法試験は本当に全く別の試験なのでしょうか。

「全く」別ではありません。法律を使ってます。
ただし、私は、テストとしての性格が大きく違うと思っています。
これ以上は個々人の捉え方だと思います。


5.司法試験と二回試験、落ちたときのショックはどちらが大きかったですか?

これは司法試験。
二回試験は実感がわかない。
*追記  1年の使い方として一応前に進める点は、二回試験落ちのほうがなんぼかましです。

もっとも、司法研修所からいじめのような書面を書かされる屈辱、
周りのほとんどが法曹となって取り残される辛さなど、二回試験落ち特有の厳しさもあります。
なので、「どちらも落ちないに越したことはない」という結論になりましたw


6.司法試験に落ちてから、どうやって立ち直りましたか?

覚えてないです。やるしかないと思っただけですね。あと、個人差が大きすぎるので質問に意味がないかと。

*追記 メンタル系の本はよく読みました。心を整えるとか。
二回試験に落ちた後も、放心した後にとりあえず開きましたね。



7.出題趣旨・採点実感は何回くらい読みましたか?

まず、共通するポイントを括りだせるまで読みました。
次に、問題を解いた後に、当該問題で何が求められていたのか知るために読みました。
何回、ではなく何を得るために読んだかが大事です!!


8.来年からローに入学するものです。
 塩見さんはICレコーダーを講義で使用していましたか?
 もしこれは使い勝手がいいというおすすめのICレコーダーがあれば教えてください。

繰り返し聞く事に価値を見出さなかったので、使ってません。
ご質問いただいたのに力になれずごめんなさい・・・
*追記 繰り返し聞くより、一度目に聴く集中力を大切にしていました。ということにしておきます。
 レジュメ穴埋め式の講義の後は、すり合わせの時間はとってましたね。


9.ハコ思考の講座は答案に即効性がありますか?
(辰巳がフェア開催中なのでDVDを買おうと思っております。)

形式面を整える事、分析の切り口を意識できるので「私は」即効性があると思っています。


10.就活でどのように内定をとったか教えて下さい。

一つ目の事務所は発表前説明会で目立ってそこからトントン拍子。
内定取り消しを受けて、二つ目の事務所は元々の知り合いの先生とお食事した流れで。

もっとも、二つ目の事務所も履歴書出しましたよ。



二回試験関係の質問はなかなかつらいものがあります。
逃げるつもりはありませんが。


その他、就活関係の質問もありましたね。


いろいろエントリ書きたいこともありますので、記事のストックがなくなれば投下したいと思いますw

絶対内定シリーズはお勧めですよー!



2014年2月28日金曜日

ご質問にお答えします!(その1)

最近、質問に答えるask.fmというツールを利用して、司法試験受験生の質問にお答えしています。

しかし、アプリを見たことがない方にとってはツイッターでしか触れることができません。


そこで、流れてしまわないように、司法試験関係の質問回答をまとめて、記事として残しておきたいと思います。


ご質問がある限り定期的に記事にしたいと思っています。

さて、飽きずに続けられるかなぁ。



1.教育者を志したきっかけはありますか?

司法試験に落ちた事ですね。少なからず人生を狂わされた事で、
司法試験に対する半ば恨み(八つ当たりですが)のようなものが生まれました。
自分が方法論を突き詰めて伝える事で、司法試験のハードルを低いところに持って行くのが目標です。



2.講師業・弁護士としてのキャリアプランを教えてください。

理想は赤木先生と飛鳥先生を足したような働き方です。自由かつ専門分野があり、
講師業にも邁進するのが目標です。
個別の目標については直接お会いする際にお聞きください。


3.司法試験受験に際し、1回目と2回目で特に意識して勉強したことについて教えてください。

一度目はアウトプット重視、二度目は思考手順の定型化です。
一度目から二度目にかけての思考改革は汎用性があるものだと思い、
語らせていただいてます。

ハコ思考、よろしくね!!


4.未修1年です。論文の問題集迷ってるんですがオススメありますか?

私は辰巳のえんしゅう本を使用していました。
来年4月までに既習レベルの力を身につけるのが理想です。
そのためには、簡単な演習書で答案のカタを身につけるのがいいかなぁ、と。
<参考:えんしゅう本>







5.何について話すことが一番好きですか?

仮説の実証。受験についても、弁護士業についても、
工夫次第でなんとかなる話を上手く人に伝えるのは生きがいとなりつつあります。
・・・よ、嫁の話とちゃうわ!


6.未修3年目の冬は何をどう勉強していましたか?また、仮に今から未修3年目の冬を過ごせと言われたらどう勉強しますか?
未習ではないのですが・・・
とにかくこの時期は毎日答案書いてました。あとは択一の演習。


7.択一の勉強はどのようになさいましたか?また論文試験との勉強の割合も教えていただきたいです。
択一はとにかく演習量。自分にストレスがかからない方法ならOKです。
私は毎日量を決めて過去問演習をしていました。


8.答練の順位は気にしたほうがいいですか?
最低限気にすべきだと思います。極端に知識がなく、
毎回壊滅的なら勉強量か質に問題があると判断できます。


9.「説得的な論述」って何だと思いますか?
司法試験に限定すれば。適切な条文判例知識に基づき、設問事実をしっかりと分析し、
三段論法原則例外に沿ってなされた論述の事だと思います。

10.修習中に実名でツイッターをしていて当局に目をつけられたりしませんでしたか?
幸い私はありませんでした。守秘義務に気を遣い、
自分の今いる場所も明かさない場合もあったので。
自分を守りつつ価値のありそうな情報を伝えるのはなかなか大変でした(笑)





とりあえず、関係ありそうな質問を10個ほど。

これからもまとめられるものはまとめていきます。

未習の方からの質問と択一対策の質問が多いですね…

とりあえず私は、単年度の問題集をつぶし、解説に出てきたところの条文判例本を読んでいました。

参考までに。



  

2014年2月22日土曜日

二回試験の成績

先日二回試験の成績が返ってきました。

優・良・可・不可の4段階(実質3段階)で評価されています。



報告すると、



民裁・刑弁が良、検察・民弁が可。

刑裁が不可。


民裁が可と予想してたのを良い方に裏切った以外は予想通り。



この結果から分析すると、

刑弁は難しかったので、沈まない答案が相対的に浮いた。
民弁は分量不足(今年はちゃんと書きますw)
検察は・・・やっぱり認定の丁寧さが足りないと予想。
民裁はなんでやろ?
簡単やったはずやのに。


基本的にみんながかけるところでは認定の雑さも相まって成績が伸びないと予想していましたが・・・


結局、


戦前の「当たり前二回試験」で繰り返し述べていた通り、


1.ドボンを踏まずに 2.事実と評価だけではなく、それらを結ぶ過程を丁寧に書く


という基本線を徹底して学ぶほかないのかな、と改めて感じました。


これで、極端に成績が良かったら余計刑裁の不可解さが浮いてしまう所だったので、かえってこの程度の成績が返ってきて良かったかも。 とりあえず、推認過程を丁寧に、という点が徹底できていなかったというところが敗因なのかなぁと思います。


自分の弱さが推認過程の弱さ、というのは(修習生平均よりちと弱いレベルやと思うんやけど)認め、改善しなければ、二回試験再度不合格という可能性を低くすることはできないと思っています。



そのために、現状できることは・・・事実認定の本を読むことかなぁ。

繰り返し、読んでみよう。



2014年2月18日火曜日

病気にご注意!

金曜日の晩から高熱と頭痛に倒れ、日曜日にやっと動けるようになったので休日診療に行った結果、A型インフルエンザに羅漢したと診断されました。

予備校・大学ともに1度授業に穴をあけてしまい申し訳ない気持ちになるとともに、受験生には気を付けてほしいと改めて思いました。


インフルエンザに一度かかってしまうと、すくなくとも3~4日は休み、1週間は外出禁止という、予定外の事態が生じてしまいます。


今年ははやっているようで、まだまだ安心はできません。


しょうが湯や、



手洗いうがい、



外に出るときはマスクの徹底など。




改めて私もしようと思いましたし、これから1日1日の価値が相対的に高まる受験生ならなおさらです。




身体に気を付けて日々淡々と受験勉強にいそしんでください!



(まず私が治します…)

2014年2月12日水曜日

私の年明けからの過ごし方(模試まで)

この前ご質問を頂いたので回答します。


浪人時代の1月から本番までの過ごし方です。




あくまで民事系と選択を集中的に鍛えなければならず、択一にとおることに不安をあまり感じていなかった者の対策なので汎用性に欠けると思います。


その点考慮の上見ていただければと思います。


さらに、合格体験記と被るところが多々ありますがあしからず。





コチラから飛んでいただければより当時の心境を追えるかと思います。


http://siominn19851225.blogspot.jp/2012/01/blog-post_27.html




私は2011年10月から2012年1月まで、刑事専門の法律事務所に事務員として勤務していました。




そこで、業務との関連をつけるため、1月は刑事刑に傾斜して勉強していました。



主にインプット素材は判例百選と刑事実認定重要判例、刑法事例演習教材でした。

    


暇つぶしに刑事弁護ビギナーズも見てました。




修習段階でもすごく役に立ったので、すごくおすすめです。





そして、2月は公法・選択。


インプット素材は事例研究行政法。



憲法は事例研究憲法などで発想力を鍛えるにとどめていました。


選択はA4用紙40枚程度のまとめノート。



3月から模試まで民事。


使った本のまとめなどは合格体験記にも書きました(その7-使った本参照)し、また書きます。




この勉強に傾斜していました。





この方法は賛否あるかと思いますので、参考にしすぎないようにしてください。





勉強としては1年目で247点取れていたので択一はほとんどせず、各科目の主となる問題集の答案構成を行い、書くのは過去問(ゼミ週2、90分で一応の水準が取れるよう書くもの)に限っていました。







そして、模試はWセミナー再チャレンジ割引2万円で済ませました。



成績は憲法以外で総合B判定、憲法はなぜか素点8点で足切りを受けましたねw





長くなってきたので、模試の分析も含め、次の記事に回します。

2014年2月7日金曜日

2014年1月の勉強

二回試験対策として行った1月の勉強を報告します。


① 教官との面談

刑事裁判教官に面談していただきました。

記憶をもとに再現してみた結果,小問は平均程度はかけていたようなので,やはり大問。



大問のミスも何となくですがつかめたので,今年はやらかさないように淡々と。

もちろん小問も落とさないよう,条文知識を忘れないように。




②刑事事実認定入門

石井一正先生の刑事事実認定入門を改めて読みました。

ぱらぱらですが。




③その他

辰巳法律研究所でゼミ,京都産業大学で法職講座をさせていただいている関係で,司法試験過去問を改めて解いています。

法律自体に触れることは大事ですよね。



そんなもんです。


夏くらいまではのんびりします。


夏からは・・・腹案レベルです。

2014年2月5日水曜日

厳しさ

合格者が答練の添削をする際、自分の能力を加味しないでコメントすることがあります。



いわく、



○○なミスが多い。

△△できないなんてありえない。



このような指摘は客観的に正しいことが多いんです。




でも、当たり前に○○、△△するのは意外と難しい事が多いんです。




当たり前を当たり前にするためには意識してトレーニングを重ねるしかない。


トレーニングで補完しなくても天然で当たり前をできる人がこのような指摘をする場合があります。




私も陥りがちですが、自分の能力を考えずに当たり前ラインをあげる事。





その基準はあなたの当たり前であって、標準的な方の当たり前ではない、と感じる事も多い。


指摘は正しい事が多いので、出来ない人にとってはそれが辛くなる。




正しい事を突きつけられるのは苦しいんです。


そりゃ、一日15時間勉強できる人からすれば、一日6時間しか勉強できない人はサボっているように見えるかもしれない。

まだまだ余力があるように見えるかもしれない。


しかし、できない人もいるんです。



こと司法試験に限っては、要求水準(≠合格水準)が高いので、思うようにできない人のほうが多い。





合格者の中でもギャップに苦しんでいる人も多いです。



受験生に教えるに当たっては、伝え方を考えて、相手が耐えられてかつ参考になるラインを見極める事が大事だと思う。





そこまで寄り添う必要があるのか!

と思う方がいると思うけど、私が想定する教育はここまで必要だと思います。




野球をしてる時も、技術的に正しい指摘をしてそれで満足している指導者をみてきました。


肝心なのは技術的に正しい状態を選手ができるように持って行く事。

そのために、指導者は指導の引き出しを色々持ち、その人に応じた指導をして行く必要があると思う。




これもあくまで一意見。


私は自分に甘いので、人に厳しい要求をしたくない、出来ないというだけてす。


目的達成のガイドラインを示して、そこまで連れて行く事をしない。

見ようによってはこちらの方が厳しいかも。



――――ここから本題――――



リベンジ組の方はメンタル的に厳しい時期に入ります。


しかし、つらいのは皆一緒です。


つらいときは



「つらい!!」



と素直に言ってください。





何が変わるわけでもないですが、すっきりしますよ。

参考までに,私は好きな貴志祐介さんの小説を読んだり経済法(受験中の趣味)に切り替えたりして気を紛らわしていました。













もう一つ参考までに,今年の1月30日に連ツイしたものをそのまま貼り付けてみます。



【なんとなく精神論】リベンジ受験生の方、今の時期、なかなか辛いと思います。私は落ちた直後、GWと並んでこの時期に落ち込みました。 なんか、司法試験受験生という立ち位置に落ち着いてしまっている自分がとても嫌いになりました。
 
 
(続き)そんな時、支えになったのは二回目合格の先輩から頂いたメールでした。 詳しい文面は覚えていませんが、概ね「この時期は辛いもの、淡々と勉強すれば、お前ならいける」というものでした。
 
 
(続き)私はそのメールにかなり元気付けられました。 もちろん、根拠はありません(笑)その先輩は私を過大評価していたので。 しかし、「受験生」という立場で停滞していても時は進んでいる、でも、一日には24時間しか進まないという当たり前のことを改めて思い出させてくれるメールでした。
 
 
(続き)本日受験会場が発表されたように、日々は進みます。 もっとも、一日に進むのは当たり前ですが24時間、一日だけです。 試験は5月、これも変わりません。
 
 
(続き)焦っても一日、落ち込んでも一日、やるだけのことをしても一日。 なら、本試験までの期間、合格に足る能力をつけるため、やるだけのことをやろうと開き直りました。 (メールだけではないですが、メールがきっかけでした)
 
 
(続き)浮き沈みはありました(GWなど)が、精神状態を良好に保てたのはあのメールからの開き直りがあってこそです。
 
 
(続き)まとまりがなくなってきましたが、 ・落ち込むこと ・開き直ること ・人に頼ること ができれば、比較的 ・やるだけのことをやること に繋がりやすいと実感しています。
 
 
(続き)人に頼りたい時はツイッターでもなんでも、頼りになる先輩に寄りかかればいいと思います。 そうやってこの業界は発展してきたと思っています。 一応、司法試験業界の末席にいる私としても、頼っていただければできる範囲でやれることをやる所存です。(頼りないという点は置いといて
 
 
なので、病んでしまう前に、もし病んでしまっても、「助けて!」 と声を出せば誰かがやってくることを覚えておいてください。 私は、受験生(特にリベンジ受験生)の味方です。(終わり)