2013年10月14日月曜日

大阪大学ゼミ見学

本日2013/10/14、大阪大学において、学生主催のゼミを見学してきました。


平成25年の民法、刑法について学んでいたので気づいた点を2.3コメントしてきました。




強く感じたことを箇条書きして見ます。






<全体>
・表現のハコ、すなわち、三段論法、原則例外が出来ていない答案がほとんど。

・現場で当然気づくべき誘導に気づけていない事がある。

・自分が今、いかなる条文のどの文言につき論じているか、迷子になっている答案が多い。

・配点を意識した答案作成が出来ていない。

・関連して、最終設問が走ってしまうなど、実質的途中答案が多い。





<刑法>
・行為を一つ一つ追えておらず、罪名を落としてしまっている。

・各論の話(放火)をする際、総論の犯罪体系を意識出来ていない事がある。

・総論の論点に引っ張られた結果、構成要件該当性の全要素を拾えていない。

・罪数軽視。





<民法>
・要件をすべて充足してはじめて効果が生じる、という意識に欠ける。

・当事者の主張反論からスタートしていないので、争点把握が不十分。

・条文軽視。

・問いに答える意識が不足。





もちろん、出来ている点も数多くありました。

特に、事実をピックアップし、それを評価するという意識を強く持っている所は良かったと思います。



ここに上げた点は、誰もが出来そうで出来ない、当たり前の事だと思います。

やっぱり、普段からいっているように、当たり前を当たり前にできれば受かります。


本日のゼミに参加された学生の合格を祈念いたします。

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