2013年10月6日日曜日

履歴書(自己PR)のポイント(その3)

またコメントをいただきましたので関連記事を。
やっぱり司法試験合格者の法律事務所の就活に悩む方は多いんですね。

何かの力になれれば幸いです。
前のブログと併せご覧ください。

その1
http://siominn19851225.blogspot.jp/2013/10/pr1.html

その2
http://siominn19851225.blogspot.jp/2013/10/pr2.html


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はじめまして。
67期の修習予定の者です。私は高校大学ロー、司法試験とストレートで来ました。
順位も合格者の中では真ん中ぐらいです。
これまで特にアルバイトをしてたわけでも、ボランテイアをしてたわけでもサークルやゼミに所属したわけでもありません。
特にこれといって目立つ点もありません。
問題発見して自分ならこう解決できるという非常に実務的なことについてなかなか書けません。
こんな平凡を絵に書いたような私でも書けるのでしょうか。
修習でお忙しいとは思いますがお答えいただけると非常に助かります。
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謙遜されてますねー。

全てストレートで真ん中くらいで受かる力があること自体、実力の証明になると思います。


ただ、就活を乗り切るためには、自分の能力いかにうまく伝えるか、という点が大事になると思います。


この間、ツイッターて話していたことと概ね意見が同じなので、以下特に意見が一致する点を編集しつつ引用します。


1.引き出すポイント

過去の自分の行動の傾向から自己PRを考えることが大事です。
未来の自分は過去の自分の延長。

志望動機については
「その事務所に所属することによって将来自分はどのような弁護士になっていたいか」
「その上でキャリアを実現するためにこの事務所に入ることか重要である」
という視点で書く。

2.具体的エピソードを探すコツ

①自分の人生において印象に残る出来事から引っ張り出す。
何らかの苦難を自分なりに乗り越えた経験に、能力が隠れているので、そこをアピールする。


②自分の性格、長所を他人に聞く。
複数の人に言われる長所は自分のアピールポイント。
短所は言い方次第で長所になります。

「できる大人のものの言い方大全」
という本が気軽に読めてオススメです。
面接やメールの言い回しにも役立ちますし。


③過去の経験で、何か成果が出せたものがあるならば、何故成果を出せたかを考える。
というか、皆様司法試験に合格しているのだからそこをどう戦略的に乗り切ったか、書くのもいいと思います。

そこから、自分が何を学びとったか、という視点からアピールポイントを考える。



3.自己PRをつくる
過去の印象に残る経験に加えて、現在の習慣なども書き得る点です。
さらに、将来的にしたい分野があるなら関連して何か行動すればいいんです。


以前相談を受けた際、
「自宅の周りに老人ホームが増えた。知り合いも入居している。知り合いの、引いては日本の高齢者の役に立ちたい。」
という方がいました。

その人には、
「具体的に老人ホームの増加数をまとめたり、ホームの知り合いにお話を聞いてまとめ、添付して送ればいい。それだけその分野に取り組みたいこと、行動力がアピールできる。」
とアドバイスしました。

なかったら作ればいいんです。つくるための行動が弁護士としての自分を形作ることもあると思います。

例えば、私は受験指導に関わりたかったので、合格発表の翌日に予備校を訪れ、合格者講義をしたい旨と内容をA4要旨3枚のレジュメを使いプレゼンしました。

何が正しいかなんかわかりません。
0かプラスなら動くべきです。





・・・まとまりがなくなってしまいましたが、
答えとしては

1.ひねり出せ!その方法は3つの記事と自分の内面に聞けばわかる!
2.足りなければ今から作れ!動けば評価される世界だ!


という事ですかね。
なかなかマッチョな結論になってしまい、反省してます(笑)

<誘導 その4>
http://siominn19851225.blogspot.jp/2013/10/blog-post_9.html

1 件のコメント:

  1. 私も質問者さんと同じ感じで,なんとなくやっていたらストレートできてしまって,順位も中位という感じで,ボランティア,サークル,ゼミとかもやっていないし,司法試験の戦略とかも特にないのです。
    なので,自己PRのやり方は全体としては理解しているのですが,過去の具体的エピソードからPRにつなげるところで非常に苦労しています。
    お忙しいとは思いますが,この部分にフォーカスした記事を希望します。

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