司法試験合格者の法律事務所の就職活動について、引き続き書きます。
私が自己PRで考慮していたポイントは以下の4点です。
1.数で勝負
2.数字で具体性を持たせる
3.突っ込みどころを作る
4.事務所に自分が必要である事を書く
そのうち1.2.は前回のブログ
で説明しました。
今回は3.4について。
3.突っ込みどころを作る。
これはどちらかといえば面接対策かと思います。
履歴書にわざと矛盾(に見える)ポイントを作っておくんです。
そうする事により、面接の質問を一つ予測できる。
例えば、私は
・大学時代体育会で野球をしていた事
・ヘルパーとして働いていた事
・勉強と両立(三立)し、司法試験を目指した事
をすべて盛り込みました。
そうすると、
「期間がかぶっているけどどうしていたの?」
という質問が大抵飛んで来ます。
そこで、
「夜間主の大学にいて、昼は野球、夜は勉強、野球のオフシーズンにヘルパーをしていました。夜学で学ぶ事により、幅広い層の友人が出来、今でも深い交流を持てています」
などと答える事で一つ質問を乗り切り、アピールも出来ます。
4.事務所に自分が必要である事を書く
自己PRはなぜ要求されるのか?
弁護士として、事務所にとって有能な人材を探すためだと思います。
だいたいのセンテンスの語尾に、
「だから、私は貴事務所にとって有能です。採用してください。」
と書いて違和感がないよう、仕上げていました。
ローのESなんかでもよく言われるのですが、
・問題がある
・解決にはこのような方法がある
・私には解決する能力がある(他の人にはない、とまで言えればなおよし)
という思考の流れでPRすると良いと思います。
はじめまして。
返信削除67期の修習予定の者です。私は高校大学ロー、司法試験とストレートで来ました。
順位も合格者の中では真ん中ぐらいです。
これまで特にアルバイトをしてたわけでも、ボランテイアをしてたわけでもサークルやゼミに所属したわけでもありません。
特にこれといって目立つ点もありません。
問題発見して自分ならこう解決できるという非常に実務的なことについてなかなか書けません。
こんな平凡を絵に書いたような私でも書けるのでしょうか。
修習でお忙しいとは思いますがお答えいただけると非常に助かります。
質問させていただいた内容を記事にしていただきありがとうございました。
返信削除ぜひ参考にさせていただきたいと思います。